昨日のトラブルのあと
昨日の大トラブルの翌日。昨日は上司が不在だったこともあり、今朝はクドクドと言われるかな…と思ったら…。
風向きがかなり変わってる。
いくつかの不幸中の幸いが重なっているようだ。
1.トラブル当日、上司が不在で、不在時代行をしていた人が問題点を示していた
つまり、直接原因は私の判断ミスだったんだけど、そこに至る深層原因があまりにも多すぎて、単純に判断ミスだけを問題にすべきではない。という方向にしていた。
例えば、そもそも工事の素人である自部署が請け負うべきではなかった(業務分担の問題)、工事を行う際の手順が社内規定にあるがそれに沿っていなかった。(ただし、運用の例外に該当するので、ルール違反ではないが考え方は参考になるはず。)、工事連絡を最初に受けている上司の判断ミス・指示ミスもあるのでは(トラブルを止めるチャンスはあったのではないか?)などなど。
これらの論点から、私は加害者というよりも、現在の業務分担や体制の中で苦労していた被害者であって、それに着手していなかった、管理職側の怠慢があった。という風向きになってきている。
2.スケジュールに助けられた
今日は朝から部のミーティングで直接、やり取りをする時間が少なかったし、上司は午後から出張で不在。冷静になる冷却時間がたっぷりだった。
3.当日の対応が良かった
当日、トラブルに至る行為を隠さずに関係者伝えていたり、戻って、不在代行をしていた人に自分の判断ミスであることをすぐに伝えた結果、
「これ以上、こちらから責める必要はない。」
という印象を持ってくれた。でも、技術を売りにしている私としては、当たり前なこと。
技術的に正しいこと、疑わしいことを明らかにし、一刻も早く問題を解消させて利用者が使えるようにするのが使命。隠したり、誤魔化したりして、問題の解消に時間がかかれば使命を果たせないのだからね。
使っている線を切ったのも作業員だし、「これを切る必要がある」と報告したのも作業員だし、表示に不備があって、判断ミスを誘発したのは事実だけど、最終的に許可を出したのは私だから、「自分のミス」と言っただけのこと。
だからと言って、「自分のミス」という言葉で真相を隠すつもりもない。責任所在を認めた上で、何がどうなっていて、再発を防ぐには今後どうするか考えるためには、詳細も全てオープンにしている。
4.元々不在代行をしていた人は、この業務体制に疑問を感じていた
3つの部署が入り組み、業務分担もあいまい。責任はあるけど権利が少ない。
そんないびつな状態に疑問を持っていたようで、そのゆがみを受けている自部署・担当者という認識のようだ。
最初の項でも書いたけど、私は、その被害者になっていて、今回の件も同情的だった。
一方で、上司(おもちゃメガネ)は、夕方に私と、不在代行の人と3人で話すときに、体制のことをぼやいているが、他部署と折衝をするわけでもなかった。このことを不在代行者は批判的に捉えていたようだ。
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以上のようなことから、私は全く責められることもなく、言われる前に一次的な報告を出していたこともあって、おもちゃメガネが
「俺の認識が甘かったかもしれない。」
と、かなり低いトーンで言ってきた。そして、
「来週、どこかで話し合おう。」
と、対応を協議する時間ができた。これで、体制の問題が見直され、少し私の肩の荷が降りれば、私にとっても、業務全体にとっても最高の結末になるかもしれない。