こいつらグーで殴りてぇ

昨日は体調不良で休んでいた。

我々の仕事の中には利用者からの依頼を受理し、その内容を読み、内容に問題が無ければ実行部隊である子会社グループに案件を引き渡す。そうでなければ、こちらで判断したり、却下するという判断・振り分け業務がある。

休んでいて、メールを見ると利用者からの依頼が出てきていて、専用のシステムで見ると…。まだ我々のところで滞留している。

あのさ…。いちいち

「不在だから、利用者案件振り分けをしっかりとやるように」

と伝えなきゃ誰もやらないの?

業務目標と査定の面談があったので、この件についてクレームを入れた。

私「今回はたまたま急ぎの案件がなかったが、後工程のことを考えると速やかに回すべきものは回しておくのが本来で、放置するとはいかがなものか。」

おもちゃメガネ「確かに言うとおりだ。」

しばらくして…。

おもちゃメガネ「じゃあ、さっきの案件振り分けの話、ちょっとしようか。」

そう言って、私と死んだ人とおもちゃメガネの3人で話す。

おもちゃメガネ「(死んだ人に)I事業所の案件対応ができない理由があるとか、なんとか言っていたが。」

死んだ人「ルールがわからないからできない。」

私「んなもん、明文化されたものなんか、他の事業所を含めてありましたっけ?」

死んだ人「例えば、○○とか。」

私「そんなのレアケースですよね?最終的には案件の内容をしっかり読み、渡せるものは渡す。そうでないものは、こちらで判断をするなどして、作業ベースに落とせるものは向こうに渡す。そうするしかないでしょう。」

怒鳴るわく、割と低いトーンだけどところどころの語気は強く言っていた。

私が暗に言いたかったことは、

「やらない理由を並べ立てて、ウダウダ言うのではなく、わからないならわかりそうな人に聞くなどしてでも、前に進めるのが仕事だろ?」

ってこと。いちいちレアケースを並べても仕方ないし、圧倒的多数は、ほぼ決まりきっているのだから、それくらい、指示がでなくてもやれ。しかも、死んだ人は腐っても管理職だろ?一般職の私に指摘されるような話か?


話は変わって。面談の前、朝、※が出社して、すぐにS事業所に行った。

おもちゃメガネはS事業所に行くことも聞いていなく、予定表にもその旨、記載されていない。

そのことを、おもちゃメガネはブツブツ言っていた。

面談の時にも、その話題が出てきた。生産性のない愚痴を聞くつもりもないし、それは勤務時間中には無駄でしかない。もっと言えば、上司が部下にいない人のことを悪口混じりでこぼすのを聞いていて、気分が良いわけがない。

私「上にとって見れば、誰がどこにいて、何をしているか把握するのは重大な問題でしょうから、その気持ちはよくわかります。」

と理解を示した上で、

私「であるならば、S事業所に限らず、出張・外勤の類は一言声を掛けるようにするというルール化をすべきではないですか?(いや、本来はルール化以前の話だと思うが。)」

私「※をピンポイントで呼んで注意して、また都合よく体調不良で会社に来なくなっても困ります。ですから、個人攻撃は避けたほうが良いかもしれません。なので、ルールとして明文化し、それを周知する。その上で、このルールに従っていない者はルールのもとでフェアに注意する。これなら、個人攻撃という形を回避できます。」

私「加えて、通勤災害・労働災害の観点からも上司や職場が出張・外勤の事実を把握していることは重要です。これは、不当に行動を制限することが目的ではなく、『あなたの』ためである。そういうメッセージも発することで、個人攻撃という感覚を弱めることができるでしょうし、本来は、ルールに基いてフェアにやるべきです。」

※がやっていることは問題だけれども、それを愚痴を言って終わらせている、おもちゃメガネの上司としての指導力と言いますか、組織を束ねる力に問題があると思うのです。

※のような行動を容認していると、必ず組織全体は悪い方に、楽な方にと流れていきます。

そして、リーダーとして、良くないのは、ある人には甘く、ある人には厳しいという不当な差をつけることだと思います。だから、ルールに則っていないならば、相手が誰であろうとフェアに「それは間違っている」と言わなければいけません。

当たり前の原理原則ですが、それをわざわざ言ったのは、会話の中に出てきたように、強く注意をすると休んでしまう可能性があるからです。だからこそ、

  1. ルールに基いてフェアに扱っていること。
  2. 通勤災害・労働災害の問題を出して、あなたにもメリットがあること。

という大義がいるわけです。

おもちゃメガネ「(通勤災害・労働災害については)言ってないんだから、認めないよ。そんなの。」

と言っていたんだけど、それも部下を管理する立場としては問題です。

移動途中で交通事故に巻き込まれる等の不測の事態は、どんな人にも起こり得ます。

その時に、

「聞いていない」

「知らない」

で、労基署なり、訴訟となれば裁判所がそれで通用するでしょうか。

そうした、ゴタゴタが起きた時に、きちんと管理できていないのは、おもちゃメガネ自身にも大ダメージになりますし(ま、こっちは知ったこっちゃないんですが)、もっと困るのは会社がそれによって評判を落とすことだと思っています。

おもちゃメガネはどうなろうと知ったことではありません。こうして、進言もしているのに聞かなかったのなら身から出た錆です。

ですが、会社が悪評で叩かれたりすれば、

  • 株主からの評価が下がり株価下落を招く
  • 取引先からの取引縮小・取引中止
  • 官庁からの指導強化により事業が円滑にできない。
  • 優秀な学生が志望してくれない。(これは、後々10年、20年後に響いてくる。)
  • 従業員が誇りを持って働けない、離職の増加。
  • こうしたことによるメンタル不全

などが考えられます。会社にいる以上は、会社の利益を考えるのが善良な従業員の当然の役割ですから、こうして進言をしているのです。(もっと言うと会社が存続し、儲けを出さないと自分の給料や福利厚生の悪化にもつながります。)

もう少し、組織の長ならば、しっかりとして欲しいものです。

 

登場人物紹介

  • おもちゃメガネ…一応私の上司。現在、第二期政権(上司)の真っ最中。無駄に声が大きく、しょっちゅうボヤく。
  • 死んだ人…私の同僚。なんかゾンビのように居なくなったかと思えば復活する。仕事ぶりは適当で、周囲からの意見を聞かず暴走する。よって、この人が担当すると失敗する案件が多い。
  • ※…アトピーなのかいつもボリボリと掻いている。人と話しながらもボリボリ。発表しながらもボリボリ。仕事を溜め込む癖があるのに、何でも首を突っ込んで自分のところに溜め込む。そのうち溜め込みすぎると、具合が悪くなってさらに遅延というのを毎度繰り返す。
  • VB… 前政権(前の上司)である。この人も仕事を溜め込む癖がある。また、上司だが、部下に仕事を振らずに自分でやろうとする癖がある。技術的なことが好きでそ ういう仕事は熱心だが、マネージャーとして、交渉したり、部下を指導・育成することには、あまり感心がなく、意思決定を求めると、ウダウダ言っていつまで も意思決定をしない癖がある。
  • おそ松…東京の本社から異動。早い話、使えないから追い出され、同じ居室の子会社に出向になった。ボソボソと喋り、いるのかいないのかわからないくらい存在感がない。名前は仕事ぶりがお粗末だから。
  • 窓際…いわゆる窓際族。これといって特徴がない。
  • マル…子会社の直採用組の中では一番古いせいか、中間管理職的な立ちふるまいをしている。が、話が長い割に要点がまとまっていない上に途中からヒートアップすると、キーキー甲高く大きな声で言い始める癖がある。
  • 婿殿…婿入りした人。私よりも年齢はちょっと上だが、入社は後だし、微妙な関係である。
  • ぽんぽこ…タヌキオヤジだから、ぽんぽこ。腹もぽんぽこタヌキ状態で、タヌキ寝入り…いや、マジ寝を会議中にする。元上司であるが、今は外部の会社に出向。
  • DV…1ヶ月程度の間だけ、私の職場に配属された人。どうも、前の事業所では協力会社の人にパワハラをしたらしいとの噂。そのせいか、すぐに関係会社へ出向となり、この職場を去った。(確かに電話の相手が協力会社の時はネチネチ責め上げる感じだった。)
  • じぃじ…部長。お口くちゃい。人事屋あがりの外様システム部長。なんか、ビジネス書に影響を受けやすく、受け売りが多い。
  • SKY…無駄に声が大きくて、すぐにヒートアップする。
  • ヨロ…子会社のシステム業務のヘッド。我々は頭脳であるならば、子会社は手足となって実務を行っている。
  • ぽんぽこ2号…以前の上司である。時々、焼肉をごちそうしてくれる。
  • ルンパッパ部長…年齢の割に老けて見えるから「部長」でも、風体はルンパッパ。少々、軽いお調子者の口調で喋るが、実際はコミュ障気味。
  • 腹…以前もうちに出入りしていた外部の人。請負か準委任契約か忘れたけど。貧乏揺すり的な靴をパタパタさせてうるせー。

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