死んだ人、また早退

死んだ人「○○の工事終わりました。」

おもちゃメガネ「上手くいったの?」

死んだ人「たぶん、上手くいったんじゃないんですかねぇ?」

おもちゃメガネ「なんか他人事だな。」

死んだ人「他人事ですもん。あぁ~。具合悪い。駄目だこりゃ。」

おもちゃメガネ「そんなんじゃ、こっちも頼めないな。」

そう言いながら、死んだ人、帰り支度をする。

おもちゃメガネ「で、今日の作業がなかったら休もうとしていたわけ?」

死んだ人「ええ。じゃあ、帰ります。」

死んだ人は、黙って帰る。

おもちゃメガネ「あいつダメだこりゃ。そのうち精神疾患か何か言い出すんじゃないか?」

まぁ、死んだ人がクソというのは相変わらずなんですが。

おもちゃメガネも、精神疾患を言い出す可能性があるなら、ちゃんと医務室に相談しておけって。

医務室に対して、「最近、様子がおかしい」と相談し、必要なら面談を受けさせるとか、カウンセラーがいるならカウンセリングを受けさせるとか、対応の注意点を聞いておくとか必要だろう。

管理者として、自分だけで解決できない(と思われる)なら、早い時点で専門家のアドバイスを受けるべきだろう。

と、言うよりも、本当に精神疾患と言い出す恐れがあるとして、そういうデリケートなことを多くの人がいる前で言うのもどうかしている。

つまり、おもちゃメガネの頭の中では、精神疾患という言い訳を行使しようとしていると言いたいのだろう。

死んだ人がクソすぎるから、そう疑いたくなる気持ちもわかるし、私も7割くらいはそう思っているけど、それでも、先入観を抜いてきちんと対応しないと、命取りになると思うけどな。

前におもちゃメガネが職場の長だった頃に1名部下が会社を去っている。それは、明らかにおもちゃメガネとの相性が悪く、「やってらんねー」という感じで辞めていった。(そいつもかなり問題が大ありだけど。)

このことで、ぽんぽこが私に探りを入れてきたこともあったから、これは問題になっていたのだろう。その後に職場の長の役割を外され、異動し、そこでは面倒くさそうな仕事を割り当てられ、当然成果が出ないから、地方へ島流し。その地方の事業所も潰されて、ここに舞い戻ってきた…という人だからね。

さらには、メンタルヘルスに問題があることが明確に伝わっていなかった人物がここに配属されて、場の空気も読まずにダジャレをぶちかます奴がいて、そいつがダジャレを言った時に怒鳴りつけていたこともありました。後にメンヘルを疑って探りを入れたらビンゴだったということがありましたけど。

そういうので、メンヘル(疑い含む)の対処は気をつけないといけないことも、部下との接し方を気をつけないといけないことも、自分で経験してわかっていると思うのですが。

たぶん、おもちゃメガネの論理としては、

「俺は悪くない。周囲(または相手)が悪いんだ。」

「どうして、俺はこんな部下(仕事)ばかり押し付けられるんだ。不遇だ。」

という思考なんでしょうな。

ただ、こうしたことは、どんな管理者にも起こることなんですよ。部下がみんな言わなくても自主的に動く人ばかりじゃない。

そういう人だとしても、動けるだけの情報を与え、権限を委譲するなど、管理者の振る舞いがあってのこと。自由にのびのびと働ける風土を作っているから成立するのです。

その時に、限られた状況下で、どう立ち振る舞って、部下のやる気を引き出したり、やる気がない部下の尻を叩いたり、特性を考慮して仕事を割り振ったり、若い従業員がいるなら育成も考えて仕事を割り振ったり、時には焼肉で釣ったり…と工夫してやっていくわけです。

もちろん、時には上に「もっと使える人を送り込んでくれ!」と交渉することも必要でしょうけど、だいたいはそういう素晴らしい人なんて花形部署に割り当てられるものなんです。だから、たぶん、彼が願うような使える人なんてのは何年待っても来ません。

私なんか完全にやる気を失っているのですが、やる気のスイッチを上手く入れれば、それなりに動くんですけどね。今は、わざと動きを止めています。

理由は簡単。こいつの下で成果を出しても、リターンがないし、こいつを盛り立てたいと思わないから。

まず、リターンがないというのは人事評価ですね。おもちゃメガネは人を見下す割にビビリなんです。だから、人から嫌われたくないから、評価は頑張っても頑張らなくても、真ん中の「普通」をつけます。

これが、頑張ったら高い点数をつけてくれるか、つけようとしてくれる人なら、頑張れるんです。だいたいの会社の人事評価の仕組みは一次評価者がいて、二次評価者、会社によっては三次評価者や人事部門の評価をつけることがあるでしょう。

なので、いくら直属の上司が良い点数をつけてくれても、現実に良い点数がつかないことはあるので、これは仕方ないのですが、その努力をしてくれた、自分のことを買ってくれたという事実は残ります。上位の評価者も「今回はつけられなかったけど、そんなに頑張っているなら次は…」ともなるものです。こういうアピールをしてくれる上司はすごく有り難いし、こちらも「そこまでしてくれたなら、期待に応えよう」となるのです。

次に、こいつを盛り立てたくないというのは、一言で言えば嫌いです。

人を見下し、いない人間の悪口を言い、自分は何もしなくて横着。部下が現場で必死こいて仕事をしていても労うわけでもフォローするわけでもない。頑張った人に何も褒美を与えようとしない。

そんな人を盛り立てたいとは思わないですね。

中間管理職って、上から引っ張りあげられて上がるのもあるし、下の人に慕われて、下から押し上げられることもあるんですよ。ベストは両方持っていることだし、ポストが少ない現代の会社社会では、恐らく両方持っていないと上がっていけないでしょう。

管理職って、部下を使って仕事の成果を上げていくわけですから、こちらがパフォーマンスを出さなければ、奴が上がっていけません。

その上、パフォーマンスを出さなくても前述の通り、悪い評価がつくわけではありませんから、こっちは、最低限のことさえしていれば良いのです。

その間に転職先を探すなり、他の人に引っ張られて別な部署に行くなり、方法は色々あります。せいぜい踏み台として、あるいは責任を取るために切り捨てられるために使うくらいしか、奴の用途はありません。

登場人物紹介

  • おもちゃメガネ…一応私の上司。現在、第二期政権(上司)の真っ最中。無駄に声が大きく、しょっちゅうボヤく。
  • 死んだ人…私の同僚。なんかゾンビのように居なくなったかと思えば復活する。仕事ぶりは適当で、周囲からの意見を聞かず暴走する。よって、この人が担当すると失敗する案件が多い。
  • ※…アトピーなのかいつもボリボリと掻いている。人と話しながらもボリボリ。発表しながらもボリボリ。仕事を溜め込む癖があるのに、何でも首を突っ込んで自分のところに溜め込む。そのうち溜め込みすぎると、具合が悪くなってさらに遅延というのを毎度繰り返す。
  • VB… 前政権(前の上司)である。この人も仕事を溜め込む癖がある。また、上司だが、部下に仕事を振らずに自分でやろうとする癖がある。技術的なことが好きでそ ういう仕事は熱心だが、マネージャーとして、交渉したり、部下を指導・育成することには、あまり感心がなく、意思決定を求めると、ウダウダ言っていつまで も意思決定をしない癖がある。
  • おそ松…東京の本社から異動。早い話、使えないから追い出され、同じ居室の子会社に出向になった。ボソボソと喋り、いるのかいないのかわからないくらい存在感がない。名前は仕事ぶりがお粗末だから。
  • 窓際…いわゆる窓際族。これといって特徴がない。
  • マル…子会社の直採用組の中では一番古いせいか、中間管理職的な立ちふるまいをしている。が、話が長い割に要点がまとまっていない上に途中からヒートアップすると、キーキー甲高く大きな声で言い始める癖がある。
  • 婿殿…婿入りした人。私よりも年齢はちょっと上だが、入社は後だし、微妙な関係である。
  • ぽんぽこ…タヌキオヤジだから、ぽんぽこ。腹もぽんぽこタヌキ状態で、タヌキ寝入り…いや、マジ寝を会議中にする。元上司であるが、今は外部の会社に出向。
  • DV…1ヶ月程度の間だけ、私の職場に配属された人。どうも、前の事業所では協力会社の人にパワハラをしたらしいとの噂。そのせいか、すぐに関係会社へ出向となり、この職場を去った。(確かに電話の相手が協力会社の時はネチネチ責め上げる感じだった。)
  • じぃじ…部長。お口くちゃい。人事屋あがりの外様システム部長。なんか、ビジネス書に影響を受けやすく、受け売りが多い。
  • SKY…無駄に声が大きくて、すぐにヒートアップする。
  • ヨロ…子会社のシステム業務のヘッド。我々は頭脳であるならば、子会社は手足となって実務を行っている。
  • ぽんぽこ2号…以前の上司である。時々、焼肉をごちそうしてくれる。

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