東京駅でウニを食す
週刊アスキーのウニづくしランチにやられた!『うに屋のあまごころ』東京駅にオープンという記事を読んで、東京駅に行ったら食べたいなーと思っていました。
11/3の夜、あちこちウロウロして東京駅に着いたので、ちょっと寄り道をしてみました。
場所は東京駅八重洲北口近くの東京キッチンストリート内。丸の内側の連絡通路の近くですね。
のれんをくぐると、オシャレな内装ですが、気取った感じはありません。一人でもカウンター席があるので安心です。
食べたいものは決まっていたのですが、メニューを眺めます。
お酒類も結構充実していますし、一品料理も多いですね。お酒主体で利用される方もOKだし、食事中心の人もOKという印象です。
オムライス、パスタ、うに丼、釜めし…と和食から洋食まであり、守備範囲の広いお店という印象ですね。
では、お目当ての板ウニ定食をオーダー。
届くまでの間、私とウニの話でもしていましょうか。
こう見えても、私、ウニについては結構うるさいほうで、子供の頃は祖父が漁師でウニ漁をしていましたから、とれたてのウニを自分で剥いて食べるのは普通でした。ご飯の上にウニを乗せて食べるのは夏休みに祖父の家に行った時は普通の出来事で、観光客が有難がるのが今ひとつ理解できないでいたほうです。
祖父のところでは、タワシのようなエゾバフンウニというものが主で、トゲトゲのあるムラサキウニ(現地ではノナと言いました)は安物という感覚がありました。
エゾバフンウニは粒がやや赤い(濃い)色をしており、味が非常に濃厚で甘みの強いウニです。これを海水で軽くすすいでパクっと食べると海水の塩味が甘味を引き立てて大変美味しいのです。
一方、安物扱いのノナは、ウゾバフンウニに比べて白っぽいのですが、こちらは味があっさり目なので、煮て食べたりしていました。
一般的には、トゲトゲのウニのほうがメジャーなんですよね。
さて、こんなことを話していると、板ウニ定食が届きました。
ごはん、アオサのお味噌汁、そして、板に入ったウニがドーンとあります。
まずは、何もつけずにウニをいただきます。
鼻腔の抜ける磯の香りとともに、舌先にはクリーミーな舌触りの後、甘味が広がります。ザ・ウニという味わいです。
小皿に醤油を入れ、ウニをチョンとつけて食べると、醤油の塩味の後に来る甘味でより美味しく感じます。ここで、ご飯をパクリ。
ワサビを乗せ、醤油につけると、ワサビの爽やかさに醤油の塩味、そして、ウニの甘味という味のカレイドスコープ(万華鏡)状態で食欲を刺激してきます。
少しお下品ですが、ご飯の上にウニを数粒乗せ、醤油をポタポタと滴下して、一気にパクリ。ミニウニ丼状態で食べることもできます。
このクオリティでこのお値段(2000円を切っている!)は、なかなか良いコストパフォーマンスだと思います。
こうなると、勢いは止まりません。
私(うぉぉぉぉ!俺は今、ウニを燃料にする人間ウニ機関車だー!)
どんどん石炭の如くウニとご飯を供給して、加速していく。
まさにウニ機関車です。
気づけばご飯を全て食べ、板にはウニが数粒。
ウニを再びじっくりと味わっていきます。
最後のウニを食べて、ウニ機関車は定刻通り駅に到着しました。
会計を済ませて、家に帰るとしますか。