マンガでわかる 道民も知らない北海道が届いた
表題の本と言いますか、マンガが届きました。
前半はどちらかと言えば知ってた話が多かった。札幌付近の話題だから馴染みもある。
とはいえ、テレビ塔にのぼったのもガキの頃の話で、大人になると確かに行かないな。
ガキの頃、テレビ塔に行くとき、札幌市営地下鉄に乗って行ったけどさ。昔は磁気の切符で、しかも、切符の挿入方向も決まっていたと思った。
当時、国鉄(現在のJR北海道)はまだ、紙の切符で改札口では、カチカチカチとリズムカルなハサミの音と、挨拶する駅員さんがいた。古き良き時代と言えば時代だが、便利さは今のほうが圧倒的に上だけどね。
話は地下鉄に戻る。
ガキの頃はあの自動改札がものすごく怖かった。
切符の挿入方向を間違えると、無慈悲にパタンと閉まり、ピンポーンピンポーンと鳴る。しかも、大人たちは足早に通る。
ここをスムーズに通ることが、大人であり、ピンポーンピンポーンと引っかかると大人失格のように感じた。何よりも恥ずかしい。
そんなわけで、ガキの頃は地下鉄に乗る時はものすごく緊張した覚えがある。
もっとも、札幌市内に住んでいたわけではないので、滅多に乗ることもなかったが。
そんなことを読んでいて、思い出してしまった。
テレビ塔からの眺めの絵で、丸井さんの看板(丸井今井)をちゃんと描いているのが、地元の方だなーと思った。
後半になると、元道民の私も行ったことがない地域に取材に行ってました。こっちのほうが発見が多くて面白かった。
北海道と言っても道南、道央、道東、道北とザックリ区分してもこんな具合だし、ちょっと大きめの県なら、2つ3つ入るような大きさだから、道民と言えども行ったことがない場所があっても不思議でもなんでもない。
祖父が道北のほうにいたので、夏休みになれば、札幌駅8番ホーム22時ちょうど発急行・利尻に乗って、札幌から稚内に行ったけど、旭川とか釧路とか帯広あたりは行ったことがない。
思えば、昔は北海道内の都市を結ぶ夜行列車があったんだよね。急行・利尻も寝台車付きで指定席や自由席、多客期には増結車両もあったが、増結側に並んでしまうと直角のボックス席で夜眠りにくかった。札幌を22時に出て、旭川が00時過ぎ、音威子府あたりで少し停車時間があるから、ホームの自販機で飲み物を買い、翌朝6時前くらいに稚内に着いた。そこから6時半頃のフェリーで利尻や礼文に向かうこともできる。
日本一長い直線道路の話題が出てくるが、次回は日本一長い乗車時間・日本一長い距離の普通列車、滝川発釧路行2429D列車に乗ってみて欲しい。乗車時間約8時間なので、なかなかだと思うけど。ただ、途中で何かネタを拾うということは…難しいだろうね(笑)それから、ちゃっかり猫耳の親分と、棒読み店長も出てたねーw本の感想と言うより、本を通じて色々なことを思い出したなーという雑記になってしまった。割とサラッと読める本だから、読んでみるといいと思いますよ。