週刊アスキーが印刷版をやめて思ったこと

週刊アスキーが2015年5月で印刷版をやめて、今現在は電子書籍になっているんだけど、Amazonのレビューも酷評だらけですね。

完全電子化創刊号は、まだ評価もマシですが…。

第2号になると、☆の数が減り…。

さらに記事を執筆時点で最新の第3号でも改善の兆しはなく。

で、私の場合はdocomoのd マガジンで読めるので読んだのですが…。

そりゃ、レビュー荒れるわなーと思った。明らかに劣化している。

私が思ったことはいくつかあって。

最初に思ったのは、「なんで印刷時代のレイアウトを引きずっているの?」という点。

7インチタブレットのNexus 7(2013)で読んでいるけど、本文の細かい文字は読みにくい。いちいち拡大しないといけないから、読みにくい。これなら、Web記事のほうがまだマシ。

で、次に思ったのが、「記事の中身が薄い」。

表紙の人の写真が妙に増えたけど、表紙の人のファンは喜ぶかもしれんが、正直、どーでもいいと思うことがたくさんだし。

特に紙面の後半になると、BACK TO THE 週アスとして、過去の紙面をただ、ダラダラと載せているだけ。第2号(dマガジン版)の場合、76ページからこの企画がはじまり、99ページまで続く。20ページ以上割くようなことでしょうか。

100ページ目が裏表紙的なものなので、後半まるまる無駄。100ページ中の20ページでも2割ですから、2割もゴミクズ記事で埋め尽くされているわけです。

印刷版のラストで過去を振り返るとかは、まぁ、記念碑的な企画として受け入れられるでしょうけど、電子化されて、未だにこれをやってるんじゃ読者は怒って当然ですわ。こんなの編集部の自己満足、オナニーでしかないでしょ。そんなの飲み屋の席でやってろって話。

しかも、電子化されても、Amazon Kidle版の値段は333円で印刷版と大差がない。

電子化するにあたって、週刊アスキーは”週刊アスキーは「完全ネット化/デジタル化」によって最強になります”って書いているんだよね。

最強どころか、弱体化じゃね?

電子化になって、いきなり電子書籍向きのレイアウトやフォーマットにできないのも仕方ないと思うし、それに向けて模索しているんだろうから、そこは、ある程度は見守るよ。

でもね、ゴミクズ記事で嵩増しって、読者に対する裏切りだよね。

俺でも読んでて、怒るもの。

こんなことをし続けていたら、新しい試みをしようが、何をしようが、離れた読者はなかなか戻ってこないよね。

せっかく、新しいKindle Paperwhiteも発表・予約受付をしているので、電子書籍に対して失望させないためにも、週刊アスキーには、頑張っていただきたいと願うばかりです。

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