巨人、大鵬、卵焼き
昔、子供が好きなものといえば、巨人、大鵬、卵焼きと言われていた。
その巨人が、今日、5年ぶりとなるリーグ優勝を決めた。
[巨人]5年ぶりリーグ制覇 原監督、宙に舞う
http://news.livedoor.com/article/detail/3329580/
だが、テレビでナイター中継もなく、ひっそりとしたもので、何とも寂しいものだった。
<日テレ>巨人―ヤクルト戦を地上波で生中継せず
http://news.livedoor.com/article/detail/3329668/
ただ、私はプロ野球人気の低迷と言われるが、これは違うと思う。巨人一極集中から、他の球団への分散が進んだ結果だと思う。
パリーグでは、日ハム、楽天、ロッテあたりは地域にうまくなじんで支持を集めているし、放送の視聴率もそれなりの数字を取っているらしい。
巨人人気低迷=プロ野球低迷ではないのだ。もういい加減に巨人頼みの体制を改める時期だと思う。
さて、子供が好きだった大鵬…つまり、相撲である。
こっちは、八百長疑惑、朝青龍問題、そして、時津風部屋の力士急死問題と、プロ野球よりも低迷に拍車がかかっているのが相撲だろう。
時津風部屋の力士急死問題については、随分前にブログで扱っていたが、最近になって、その凄惨なしごき…いや、暴行、リンチの実態が明らかになるだけでなく、親方は見殺しにし、挙句の果てには火葬をして隠蔽をはかろうとしていたのだから、心技体の「心」も地に落ちたと言ってもいいだろう。
相撲界全体が、非常に閉ざされた世界で、先日も、批判したとして記者クラブ証を取り上げられるなど、外部の意見を全く取り入れない体質が腐敗を招いていることは、ゆるぎない事実だろう。
外部の批判に耳を傾けない 相撲協会は存続の「土俵際」
http://news.livedoor.com/article/detail/3327798/
しかし、人を殺してしまうほどの稽古なんてあり得ないし、稽古という名前を借りた暴行、あるいは殺害行為であり、こんな状況で感性など磨かれるのだろうか?
「心優しくて力持ちで強い」からこそ、昔の子供の憧れの存在だったのではないだろうか。
そして、最後の卵焼き。
これだけが、今もなお、人気ナンバー1らしい。
時代は変わっても、お母さんが作った卵焼きの味が子供の好物なのは、少しだけ安心させられる。
弁当の「おかず」 子供の人気は卵焼き・ウインナー・カラ揚げ バンダイが調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070929-00000022-fsi-ind