会社の中でもドラフト会議やればいいんじゃね?
つい先日はプロ野球のドラフト会議でしたね~。
色々なドラマもあって、中には、早とちりして、はずれくじを引いたのに当たりを引いたようなポーズをしてしまう&それを見て当たりくじを引いた人が中身を見なかったとか珍事もありましたが。
会社の中にもさー、ドラフト会議やったら面白いと思うんだよね~。
プロジェクトものとかだと、あっちのチームからもこっちのチームからも人を出すとかあるでしょ。
そういうのが何本か走るような場合に、ドラフト会議すんの。
参加者はそのプロジェクトのヘッド(リーダー)ね。
あと、司会はパンチョ伊東風でお願いしますw
第一回選択希望選手(現在のドラフトだと第一巡選択希望選手)を発表。重複した場合には、くじにより優先交渉権を決めて、第二回(第二巡)…と続きます。
ただし、ドラフト会議では優先交渉権を得るだけですから、そこから先は個別に選手に交渉する必要があります。
会社の中ですと、さすがに年俸での交渉は難しいでしょうが(この辺は人事制度とかあるでしょうからね)、他のところで色々アピールすれば良いのです。一例を出すと、
- その仕事自体の魅力
- 選手にとってこれがメリットになるアピール(例:今までやっていない分野だから知見が広がる)
- 必要性のアピール(例:この分野を安心して任せられる)
- 月1回焼肉おごるとかのエサで釣る
など、口説きに入るわけです。
それで、これにはメリットもデメリットもあると思います。
メリットとしては、
- 指名された人は必要とされているのがわかる。(自信につながりますよね)
- 秘密裏にコソコソやって横槍が入るのが防げる。(ほら、決まった人事をひっくり返すとかいるでしょ)
- イベントとしては楽しいよね。
- 口説きのプロセスがあることによって、指名された人のモチベーションが上がる。
- リーダーも自分でチーム編成することによる自覚が出る。
デメリットとしては、
- 指名されなかった人は、(´・ω・`)ショボーンとなる。
- スター選手固定化の心配(どーせ俺には関係ねぇし。というしらけムードになる恐れ)
- 決定まで時間がかかりすぎる。
- あくまで優先交渉権の付与のみで、選手に断られる可能性もある。
あたりでしょうか。
この辺のデメリットは3人まではドラフトで選べるとか、新人とかドラフト未指名枠を作るとか、ドラフト外での入団の仕組みを作るとか、回避策も色々ありそうですが。
指名があったこと=名誉みたいな文化ができると、良くなるんじゃないかなーとか思ったりします。
こんなことを思ったのは、過去に新しいプロジェクトがあって、打診もあって、それに応じる方向でいたのですが、横槍が入ってリーダーも知らないうちに、私が入るのがナシになったということがありました。
正直、いい気分はしないですよね。だって、理由もわからずに、しかも当事者二人の知らないところでナシにされる。納得できませんよ。今もモヤモヤしていますし、正直、
「あー。高卒の俺なんかイラネってことか。」
なんて、やさぐれていたのも事実です。いいところの大学出ても糞の役にも立たないのも現実にいるんですけどねー。
その先はやる気の喪失につながっていきます。頑張ろうとしていた矢先によくわからない理由でなくなるし、
「希望を出してもこの組織では通らないんだろうな…」
という絶望感も出てきます。
「ああ、このままずーっと、何かのシステムのお守りだけやっていて、朽ちていくのかな…。」
とか思うわけです。
まだね、
「お前の能力じゃ無理。」
とか言ってくれたら、まだ発奮もできるんですよ。
だって、能力足りないなら磨けばいいじゃないですか。答えは超簡単ですよね。(それが実際にできるかは別ですが。)
なので、後悔の場で正々堂々とやればいいと思ったんですね。こうしたらひっくり返しにくいですし。
あと、プロジェクトの結束とかそういう意味でも、リーダーが主体性を持ってチーム作りをするのは大事だと思うのですよ。なんか適当に割り当てられた人を苦労しながら使うみたいなのじゃなくてね。
人を選ぶ権利を与えるから、そのメンバーを使って上手く仕事をしなさい。それで上手くいかないなら、そりゃ、あんたの責任だよね…って理屈でもありますから、結構シビアと言えばシビアです。
口説きのプロセスも大事で、
「だからお前じゃなきゃダメなんだ」
とか
「だから、うちに来るといいよ」
とか
「お前のこの能力買ってるよ」
って、普段仕事をしていると、そういう場面って少ないな…と思って。やる気を与えるためにも、そういう儀式があってもいいんじゃないかなーと思ったりもしました。
それと、ドラフト会議で指名される=名誉ってのは、自信を持ってもらう、自分が誇りに思えるためにも、あったほうがいいんじゃないかと思います。もっと進んで、
「いつかは俺も指名されたい。」
と思ってもらえるといいですね。
思いつきの話なんで、あんまりデメリットは考えていませんけどね。