別冊アスキー Google完全本を読んで
週刊アスキーでのブロガーレビュー・プログラムに当選し、別冊アスキー Google完全本をいただきました。
本の詳細はこちらのページをご参照ください↓
別冊アスキー Google完全本
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/017/17077/
読んでみた感想を書いていきます。
グーグルがわかる50の数字というコーナーがある。こういうトリビア的なものは好きだ。知ってるものも多いが、「へぇ~」と思うものも多々ある。google.comのドメイン取得が1997年とは知らなかった。(ちなみに1997/09/15に取得。)私がインターネットを始めた年で、この頃はまだ、ダイヤルアップで接続していたっけ…。昔は、23:00からは「テレホタイム」なんて言ってたよな。常時接続のブロードバンドが当たり前の今となっては懐かしい話で(笑)
それから、米グーグル本社の潜入レポート。初代サーバーの写真が掲載されていて、ちょっと感動。ここから世界へ旅立ったんだな…と思うと感慨深いものが。それから、8面の液晶ディスプレイとGoogle Earthを組み合わせて仮想旅行が楽しめるものが社内に展示されているとか。これ、普通に博物館とかにあったら面白そう。科学館なら、星座を表示するとか、応用例もありそうなものが。
ちなみに、以前、テレビで見た日本のGoogleオフィスには電車でGO!(アーケード版)があったと思ったが…。今もあるのだろうか。私がGoogle社員だったら毎日遊んでしまいそう(苦笑)
ホリデーロゴの変遷が一まとめになっているのも面白い。これ、立派な資料本ですよね。子供向けにホリデーロゴのワークショップをやっていたり、俺が小さい頃にあったらいいな…と思うようなこともやっていたんですね。
GoogleのWeb検索技術の解説もある。これは興味深いが年度末&年度初めでバタバタしている私の頭では右から左に受け流す状態。ここは余裕がある時にじっくり読みたい。ただ、こういうものは、「モノの考え方」の一例だと思うので、これをそのまま何かに使うというより、「こういう考え方があるんだ。」という読み方を私はしたい。
クロームOSの情報も載っている。クロームOSって正直何なの?って思っていた人は読んでみるといい。Androidと何が違うわけ?って私も思っていたが、この記事でだいぶスッキリした。クロームは言うなればブラウザとそれを動かすためだけの最小限のOS、Androidはユーザーアプリケーションを動かしてWebにもつなぐことができるOSと言ったところだろうか。んじゃ、クロームOSを買ったばかりの時にネットにつながる手段がなかったら、タダの箱じゃないか!と思った人は、本書に答えがしっかりと書かれている。通信手段についての方針が書かれているので読んでみると良いだろう。
ここまでは、Googleマニアとか、インターネット検索技術に興味がある人向けだが、後半にはGoogleの様々なサービスを活用するためのテクニックが書かれている。
かくいう私は、検索、画像検索、GMail、地図くらいしかサービスを使っていなかったので、「へぇ~。こんなこともできるのか~」「へぇ~」「へぇ~」と、トリビアの泉のへぇボタンがあったら何回満へぇになっていただろうか(笑)
新社会人も就活中の人も、社会人も知っていて損はない。これだけのために980円を払って本を買ってもいいと思う。個々のテクニックはネットで探せばわかるのだろうけど、まとまっているのは雑誌の強みだからね。
それから、Androidの解説の中に、今注目のAndroid搭載スマートフォン・Xperiaの解説もある。欲しいと思うスマートフォンの1つでもあるし、こういう記事を読むと物欲が激しく刺激される。
Andoroid使いこなしのコツもあるので、既にAndroid搭載スマートフォンを持っている人にも役立つことだろう。
と、思ったことを次々と書き連ねたら、こんな文になってしまった(笑)
この本一冊でも、Googleがいかに幅広くサービスを展開し、技術を開発しているかがわかると思う。前半はGoogleそのもの、検索技術、中国での問題と全体的な話題だったが、中盤からはノウハウ、後半はAndroidとわかりやすい構成になっている。なので、必要な部分を拾い読みするような読み方もできると思う。
私は一冊持っていてもいい雑誌じゃないかな…と思いますね。