ルノアールにあってスタバにないもの

単純明快に言えば、何時間居ても怒られないのがルノアール。混雑している時には長居はご遠慮くださいがスタバ。

喫茶室ルノアールにあって、スターバックスにないもの。/中村 修治
http://news.livedoor.com/article/detail/4178397/

この筆者は色々なスタバ記事を書いているし、たぶんスタバが好きなんだろうな…と思う。私も好きだ。

だが、ここ最近の低調ぶりにヤキモキしているのだろう。

この記事に関して言えば、ルノアールとスタバはポジションが違うと思う。ルノアールは客席間のスペースも充分だし、雰囲気も落ち着いている。店員さんの対応も親切丁寧で面倒を良く見てくれる。スタバは客席間が狭い。元々はソファー席などはそれなりの広さがあったが、ものすごく狭い店舗も結構見かける。店員さんは親切なのだが、面倒を良く見るような親切さではない。フレンドリーな接客であって、バカ丁寧というわけではない。

なので、この両者を単純比較するのは違うと思うんだよね。だって、ポジションが違うし、ターゲットも当然異なるのだから。

私もルノアールも好きだし、スタバも好きだ。でも、両者は使い分けている。

使い分けの明確な違いは、冒頭に書いたとおり、ルノアールで数時間過ごしたことがある。飲み物が無くなってもサービスのお茶が時々出てくるし、「混雑しているから、読書や勉強をご遠慮ください」などと言われることはない。(とはいえ、これも程度問題なのだろうが。)

一方、スタバ。店舗にもよるが「一人でも多くのお客様が楽しめるように混雑時の長時間の勉強等はご遠慮ください。」と張り紙をしているところもある。

ルノアールは静かだが、スタバは活気にあふれている。スタバの場合、レジからバリスタに対してコーリングをするから、その影響だろう。これは、うるさいと言うよりは活気があると私は思う。元々のシアトルだと、カップをポーンと投げて渡すくらいだし、これはこれでスタバらしさだと思う。

ただ、スタバに関して言えば「快適なサードプレイスの提供」という理念が、ぶれてきているように思える。

途中でも書いたけど、座席間が狭くて、テーブルから離れようとすると隣のテーブルにぶつかることもあれば、ものすごく狭い店舗では通路さえ、充分な広さがないところもある。これでは、快適と言えるだろうか。

手荷物を持って移動してもスムーズに往来できる程度の通路は欲しい。外国のお客様も訪れるだろうから、テーブル間のスペースもある程度ないと厳しい。

出店ノルマのために、サービスクオリティを落とすのであれば本末転倒だと思う。これはJスタバだけでなく、ノルマを課しているUSスタバにも考え直せと言いたい。

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