docomo、movaを2012年3月終了
かなり慎重に終了時期を設定した感じがします。
NTTドコモ、movaとDoPaを2012年3月に終了
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090130-00000093-zdn_ep-sci
会社に携帯電話の基地局を設置する仕事を一時期していたので、mova基地局は今後、設置しないという方針がdocomoから出ていたと聞いていたし、その前からmovaの新しい端末が出なくなっていましたからね。
それから、しばらくたって、新規契約の終了とFOMAへの移行優遇措置も発表されていたし。
2012年3月ですから、丸3年、あと猶予があるわけで。
都市部に至ってはFOMAで全く問題ですからね。最初はFOMAのエリアの問題やエリア内でも感度が今ひとつということがありましたが、今は室内でも普通に使えますし。(もうだいぶ前からですが。)
あとは地方ですね。山間部なんかはmovaの周波数のほうが電波が回り込む特性があるので、movaのほうが分がある地域がどうしてもあることでしょう。ユーザー数と投資効果を考えると・・・という気持ちも理解できますし。
そういう場所のユーザーはmova終了で困るんじゃないかな・・・と。どうしても、docomoがいいという人は、電波状況を申告できるページがdocomoにあるので、こういうところで申告してみるといいと思います。
聞かせて!FOMAの電波状況
http://www.nttdocomo.co.jp/support/area/feedback/
CMでもやっていますが、docomoでは、電波状況について意見をもらったり、電波調査をやっています。私は、会社の敷地で調査をしてもらったことがあります。電波測定車両に同乗して会社内を案内したり、重点的なポイントは徒歩調査もしてました。(個人的には機材とか興味があったけど、これはマル秘のようで。)
また、電波状況を知りたい箇所がある場合にも同じページで問い合わせることができます。
「movaが終了するけど、FOMAに変えて大丈夫だろうか?」
という心配がある人は、このページで問い合わせてみてはいかがでしょうか。
携帯電話会社のカラーって基地局に関係したところでも出てきて、
docomo:まず調査、プランを示して、契約等をやって、設置。結構、時間がかかるのが難点だが、地震があっても倒壊しないように綿密に調査・設計するので安心ではある。(耐震基準が旧基準だと建物屋上や側壁でも設置しない。)
au:比較的早く設置してしまう。融通が利く。
softbank:付き合いがないから不明だが、聞いた話だと、あんまり評判は良くない。
これでもわかるように、docomoはインフラ維持には慎重ですね。災害時の移動基地局車両が各都道府県に1台はあるくらいだし。そういうポリシーが基地局設置にも出ているように思えます。とにかく何があっても全力を尽くしてサービスを供給するという姿勢が見えます。それゆえに基地局設置も条件が厳しいのです。なので、企業ユーザーにとっては、これが安心につながっています。
auは、お客さんの都合重視という感じでしょうか。ただ、イザという時の備えはdocomoに比べると、かなり見劣りがします。会社でauの携帯も社有でありますが、台数が少ないのは、大災害時の不安感があるからです。それでも、近年は移動基地局車のことがプレス出ていたりして、少しずつ強化している印象もあります。
softbankは、auと比べても、かなり劣りますね。平時のサービスエリアでさえ・・・という感じで、やっぱり、安かろう悪かろうという印象。当然、非常時のことは期待してはいけません。だって、平時でもサービス停止長時間が広域で起こるキャリアですから。docomoと比べるだけ愚かというものです。
イー・モバイルは情報なし。
ただ、mova終了の後は、LTE(3.9G)携帯電話の展開もあるだろうし、サービスが全国に遍く(あまねく)提供できた頃には、次のサービスという状況で、携帯電話キャリアも大変ですよね・・・。