ゾンビPC増加中!

こんなニュースがある。

ブラジル、トルコ、中国で「ゾンビPC」が増えている!~G DATA調べ
http://news.livedoor.com/article/detail/3721889/

さて、「ゾンビPC」って何ぞや?って人も多いことでしょう。

遠隔操作ソフトが仕込まれたパソコンのことで、誰かがインターネットを通じて、パソコンを遠隔操作できてしまいます。

遠隔操作されたパソコンは主に次のようなことに悪用されます。

1.スパムメール(迷惑メール)の送信

2.特定のWebサイトの運営妨害

 わざと一気にたくさんアクセスして、サービス停止に陥らせることをDoS攻撃(どすこうげき/でぃーおーえすこうげき)と言います。

他にも色々な用途で使われていますが、ここでは割愛します。

さて、ここまで読むと、

「ウイルス対策ソフト(ウイルスバスターやNorton Security、マカフィーなど)が入っているから大丈夫だよ!」

と思う人もいることでしょう。

ところが、これでは不十分な製品もあるのです。

ウイルス対策ソフトはあくまでもコンピューターウイルスの検出や駆除には有効ですが、遠隔操作や情報窃取などを行うマルウェアには充分ではありません。(これらのマルウェアに対応している製品もあります。)

そうすると、急に不安になる人もいるでしょう。

では、そんな人には、マルウェアがあるかどうか調べて駆除できる無料のソフトがあります。

総務省・経済産業省連携 ボット対策プロジェクト Cyber Clean Center
https://www.ccc.go.jp/

企業が、広告収益で維持しているタイプもありますが、これは国が運営しています。

あちこちのプロバイダにも協力してもらって、ボット(悪さをするプログラム)を収集・分析をして対策ソフトを更新しています。

ただし、市販ソフトと違って、自動的にウイルス定義ファイルを更新する機能はありませんので、定期的にダウンロード&実行して、結果を確認したら、ソフトは削除するようにしましょう。

ちなみに、このソフト、ベースはウイルスバスターのようです(笑)

先に書いたように、外部から(意図せずに)遠隔操作させられるソフトが入っていると、迷惑メールの送信やDoS攻撃に悪用されます。変なソフトを入れられた被害者なのですが、迷惑メールやDoS攻撃の原因にもなるので、加害者にもなってしまいます。

こうならないためにも定期的な検査を実施して、安全で快適なインターネット環境にしていきましょう。

(ってか、政府広報のような記事だなw)

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