患者モラルの低下

全盲の患者を公園に置き去りにした事件がありましたが、ブログで取り上げようと思っていたところ寝てしまったので今頃書きます。

正直な感想を言えば、追い出されても仕方なかったのかな…という気がします。

このソースでは書いていないけど、テレビでは、6人部屋の病室を占有し、新しい患者が来ると追い出すような行動をしていたとか。(ここでは、単に暴言と書かれていますが。)

こういう患者にいる権利なんてないですよ。だって、他の患者に迷惑をかけているんだから。

でも、だからと言って、全盲の人を公園に放置するのはやり過ぎですよね。違う方法で追い出すことはできなかったのかな…と。

ネタ元では、未収金問題をクローズアップしているけど、単純に患者のモラルで済まされる問題と、そうではない問題があると思います。

給食費未納問題と似ていて、

  1. 払う意志があるけど、支払いができない人
  2. 払えるのに、払う意志がない人

だと思うんですね。

先日、朝日新聞がこの件で大誤報をして、生活保護世帯の未納比率を一桁多く、それも1面で報じましたが、生活保護世帯は、1.の例に近いのに、それでも工面して支払っているようです。

こういう人に対して社会保障でどうにかならないのかと思いますね。根源的な話になれば社会保障の考え方をどうするのか?という問題でもあります。

ヨーロッパ型の高負担・高保障型にするのか、アメリカ型の低負担・低保証型にするのか。ということですね。

もっとも、日本の場合は、社会保障費全体は結構な負担なのに、低保障という感じもしますが。

一方で、2.のような人に対しては、厳しく取り立てをすべきでしょう。利用者公平性の問題もあるし、そういうのを許す社会は、不健全です。

「わがままを言った者勝ち」

こういう風潮を作ることになり、最後は、社会が社会として機能しなくなってしまいます。

コストの問題もありますが、債権として、小額訴訟で取り立てるという方法もあると思います。

正直、こういう問題を聞くと、一人身で病気になって、生計を立てられなくなった時、自分は一体どうなるんだろう…って不安に思います。

この国の憲法には、生存権として、

「全て国民は健康で文化的な生活を営む権利を有する」

という文言があるのに、生活保護を受けて貯金をすれば保護を切られてみたり、エアコン一つ付けられなかったり。

障害を持ったら、どうなってしまうんだろう…って思いますよ。

「患者置き去り」の深刻背景 医療費不払い、退院拒否に暴言
http://news.livedoor.com/article/detail/3388922/

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