AAA:事務所が開き直る

アノ人気グループ、公園に落書き…事務所も開き直り
http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_08/g2007080426.html

この記事のエイベックスの言い訳と開き直りにはあきれ返る。

エイベックスは悪行について、「現地のコーディネーターに確認したら、大丈夫といわれた。スプレーは現地で観光客向けに売られていた。決して書くためではなく、撮影の小道具のためだった」と弁明した。

現場は知らないが撮影で訪れるような場所だから、自然の雄大な景色があるような場所だろう。

コーディネーターが大丈夫と言っても、そういう場所を汚す行為がごくごく一般的な常識と良識を持ち合わせていたら、それが悪いことであることは小学生でも理解できることだろう。

観光客向けに売っていたスプレーって、その業者が悪行に加担して利益だけを追求しているような悪い業者かもしれないだろ。

いずれにしても、何も考えてないで行動するから、こういうことを平気でできるんだ。本当にバッカじゃねーの。

そして、この開き直り。

 さらに、「イメージでいうと、横浜市桜木町みたいなところ。落書きをするのが観光のひとつになっている」と呆れた言い訳に終始した。桜木町駅高架下遊歩道は落書きのメッカとして有名だが、桜木町が落書きを認めている訳ではない。

 遊歩道を管理する横浜市都市整備局は「そのような例えに出されるのは本意ではない。桜木町が決して落書きを奨励しているわけではない」と憤慨する。

前にも書いたけど、落書きを許可している場所以外で落書きをしていいわけがない。

桜木町のこの問題だって、地域の人は困っているんだ。

こういうことをやっていると、「ダンスをやっている連中は…」とか「最近の若い奴は…」と言われる。マジメにダンスに取り組んでいる人や、若くてもマジメに生きている人だっている。例えば、ギャル社長みたいに渋谷でゴミ拾いをしてキレイにしているような集団だってあるんだ。こういう人たちにまで迷惑をかけているということがわからんのか。

しかも、エイベックスという会社の人間が取材に対して言ってるんだから、この会社の程度の低さが良くわかる。

程度の低い会社から、程度の低いタレントが出てきて、程度の低いファンが「みんなやってるからイーじゃん」と擁護する。そこには常識、良識というものが全く無い。この会社は社会にゴミを製造しているのかと言いたい。

そして、極めつけはこれだ。

エイベックスは「法に触れていない以上、処分は考えていない」としている。

法に触れていなければ何をしてもいいという、非常に危険な考えだ。

例えば、携帯電話のマナー。これは法律で規制されていない。むしろ、携帯電話の通話を妨害する機器を使えば電波法違反(他者の通信を妨害してはならない)だ。

でも、これが人の迷惑になる場合には、非難されて当然だ。

このガキのグループはそういうことを平気でやり、注意されればキレる。そういう困った若者の典型例のようなものだ。それを会社が「良し」として認めているようなものである。

私は時々、コンプライアンスという言葉にカッコ書きで「法令、良識、倫理的に正しいこと」と注を書くことがある。

世の中というのは、単に法を守ればそれで良しというものではない。法を守るのは最低限のことで、常識や良識、周囲の状況に応じた立ち振る舞いというのが個人にも企業にも求められている。

そういうことも理解できないでいることも、やはり、この会社の程度の低さを物語っている。

私は、以前にも書いたが、本当にやるべきことは、このメンバーがこの問題をどう捉えて、どう考えて、それにどういう対応をするかだと思っている。

blogを更新せず、沈黙するのではなく、自分たちの言葉でファンや世の中の人にきちんと説明する義務がある。それが公の場に出る人間として当然のことだ。

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