ダメだなプロ野球<替1>

スト始まっちゃいましたね。
個人的な感想を言えば、こういうゴタゴタが聞こえるほどにスポーツ・SHOW BIZとしての野球への興味が薄れてくる。
もうダメぶり全開という感じにさえ思える。
いくつかの点について感想をまとめてみた。
<申し訳ないって言う割には>
古田選手会会長は「ファンに申し訳ない」と言っていた。まー、これは、あまり嘘とは思えない。
だけど、他の各球団の選手会長も、プロ野球機構やオーナー達も、判を押したように同じく「ファンに申し訳ない」と言っている。すげー嘘っぽい。
—–(これより削除)—–
スト突入となった土曜日に、ストで観戦できなくなったファンの為に何らかの行動を起こしたのはごく一部の球団だったようだ。情報を詳しく調べていないので抜けがあるかもしれないが、横浜-広島のカードがストで中止になった両球団は球場前でサイン会開いたらしい。個々の球場の都合もあったのかもしれないが、それでも、何かしらできたのではないだろうか。それが、本当にファンに申し訳ないと思っている人達の行動ではないだろうか。
—–(ここまで削除)—–
—–(ここから削除理由解説)—–
※差替1
その後の情報で、東京では選手会主催の集会が、東京に集結できなかった選手は地方でイベントを開催したそうです。
イベント開催に関する情報は日本プロ野球選手会公式ホームページで知ることができるそうです。
この情報に基づき、上記の段落ごと内容の削除を差し替えとします。(実際には削除しませんが、決定稿として出す場合には削除されて出ます)
情報をメールで提供していただいた方に深く感謝申し上げます。
—–(ここまで削除理由解説)—–
プロ野球機構関係者やオーナー達も申し訳ないと思っているのなら、こういう結末が予想できる早急な合併を急いだのか?
合併以外にも、臨時措置的に球団を存続させる手段はあったのではないか?
例えば、新規参入を希望している企業に出資してもらうとか、市民株主を募るとか。コミッショナー権限を発動して、制度変更をして、困窮球団に資金を回すようにするとか…。
(野球協約を知らんから、的外れなことを書いてるかもしれないが、そこは勘弁を。)
なんか、「ファンの為に」という言葉を出せば世論が味方してくれるとでも思っているのだろうか。
そんなに、世の中の人の眼は節穴ではないと思うのだが。
<合併は2ヶ月程度で決定。参入は1年以上って…>
合併するときは、ハイペースであらゆることが決まっていった。
なのに、新規参入はどうして、こんなに時間がかかるのだろうか。
企業の経営実態とかに不安があるのだろうか?それなら、銀行マンとかデータバンクを利用して与信調査をすれば良い。
やる気があれば、何とかできそうな気がするのは私だけだろうか。
<コミッショナー辞任で泥沼化?>
突如、コミッショナーが辞めると言い出しました。
そもそもコミッショナーって最高責任者だったと思ったんですが。だけど、辞めると言い出したときのコメントに「権限がない」という一言があったような…。
あれ?最高責任者なのに権限がないってどういうことでしょうかね。
じゃあ、コミッショナーってお飾りですか?
権限は時限制度とか臨時措置とか権力の濫用にならない限り、自分で作り出せる立場じゃないんですかね?
それに、こんなゴタゴタした時にやめたって、誰も後任にはなりたくないでしょうし。
責任を取る=辞めるという発想って、本当に貧相な発想で無責任だと思いますね。
せめて、この問題に決着が着いてから言うなら理解できますが…。
コミッショナー不在になったら、当然、議論は進展しなくなりますよね。お飾りのコミッショナーでもね。
<スト行使→損害賠償問題は?>
そういえば、ストを行使したら、損害賠償請求を選手会にすると息巻いていたオーナー達は、この2日間のストにどう対応するのだろうか?
スト権は労働者の権利としてあるわけで、選手会が労働組合として認められた上での団体交渉による争議権の発動と解釈するのか。それとも、個人事業主の任意組織として解釈するかで異なってくる。
労働組合なら争議権(スト権)を持っているし、個人事業主の任意組織なら該当しなくなる。
東京都労働局?へ確認した時には、選手会は労働組合という扱いだったらしいが…。
法廷闘争になった場合、スト行使への仮定も問題になってくる。
「最大限の努力」などという曖昧な表現も争点になってくることだろう。選手会の求める「最大限の努力」とオーナー側の求める「最大限の努力」が異なるわけですから。
<選手会にも非はないのか?>
球団経営が厳しくなった要因に選手の年俸高騰や年俸を引き上げやすい制度もあったはず。
球団オーナーに合併延期を申し入れる「痛み」を要求するなら、自分達のことも考え直すべきではないだろうか?
前項で、選手会が労働組合なのか否かという点を書いたが、普通の会社の普通の労働組合ならば、春闘や冬季期末一時金(いわゆるボーナス)要求時には、自社の経済状況や世間一般の経済環境を織り込んで交渉しているはずだ。
だから、近年ではベアゼロ交渉をする代わりに雇用の確保を求める労働組合もあるのだ。
もし、選手会が労働組合だと言うなら、やはり、こういう点も考えていくべきではないだろうか。
世間全般は不況で、当然、球団運営企業も景気は良くない。でも、年俸は年々高騰するのであれば、経営が行き詰るのは、中学生でも理解できるだろう。
ならば、高給取りな選手への年俸を抑制する施策を検討する考えもあっても良いではないか。
高給取り選手に年俸を支払えないと判断したら、FA権行使された場合に引き止めることが困難になってしまう。
そうすると金満球団には、強い選手だらけになってしまい、貧困球団は弱い選手や育成をしなければならなくなってしまう。
こうなると、試合もつまらなくなってしまうのではないか。
どの球団も優勝が狙えるように戦力がある程度均質化する必要もあるのではないだろうか。
(もっとも、強い選手だらけだからと言って必ずしも勝てるわけでもないのだが…)
<なぜ野球人気が低迷しているかも重要>
そもそも球団運営が厳しくなった要因の1つには、観客動員数の減少があったはず。
この問題の解消を無くしては、第二・第三の合併が出てくるのではないか。
個人的には、メジャーリーグのほうが面白いから、そっちを見る。
だって、感覚的にメジャーリーグ>日本プロ野球という位置づけになっているのではないか?
これが、私だけの感覚なら微々たる影響だろうけど、選手も、他の観客もそうなら、メジャーリーグに客を奪われるのは当然だと思う。
だって、見るなら一流のプレーを見たいもの。二流のプレーなんて見たくないでしょ?
それにメジャーリーグを見る感覚って、日本人選手の応援または、日本人選手のいるチームの応援というわかりやすい構図がある。
サッカーでも、ワールドカップでは日本国中が日本代表の応援でものすごい盛り上がりになるけど、Jリーグだと無関心という人が結構いる。
「おらが国の選手」だから応援する。だけど、全員「おらが国の選手」な国内の試合には無関心になるのではないか。
「おらが国」というレベルを「おらの街」とか「おらの好きなチーム」というレベルにまでしていく努力が不足しているのではないだろうか。
この点では広島や日本ハムあたりの取り組みを学んでも良いのではないだろうか。

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