Twitter性善説の崩壊
Twitterは荒れにくい、デマはすぐに訂正される-そんなTwitter性善説はもはや崩壊したと思ったほうがいいでしょう。
「破産」デマや「裏」も──mixiアクセス障害をめぐる狂想曲
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100812-00000046-zdn_n-inet
クジラのパロディはともかくとして、破産デマや、裏サイトは詐欺等が起こる恐れもある。
で、これまでも、ネット上ではデマなんかはあったから、それ自体は珍しいことでもなんでもない。
ただ、恐いと思うのは、Twitterは荒れにくいとか、デマはすぐに訂正されると言われていた。Twitter性善説とでも言うべきこうしたことを信じている人が、こういうデマや裏サイトにあっさりと騙される可能性だと思う。
Twitterとてネットなのだから、他と違うわけがない。恐らく、ユーザー数が少なかった頃は、”友達の友達は皆友達”が成立していたのだろう。だからこそ、荒れないし、嘘が流れない。友達を攻撃したり、騙したりはしないだろうからね。
また、新しいサービスや商品は、イノベーター(革新的採用者)やアーリーアダプター(早期採用者)が使い始める。イノベーターやアーリーアダプターは、新しいサービスや商品に順応できるだけのリテラシーを持っていると思う。
平たく言えば、ネットに詳しい人が使い始め時期には多数いるから、デマや荒らしに引っかからないし、対処の仕方も心得ている。だから、デマも広がりにくいだけだったとも言えるかもしれない。
mixiの初期だって、そんな感じだったように思える。だが、ブームが訪れて爆発的に増えると、ネットそのものと同じようになってきた。変な奴も出てくるし、スパム行為なんかも出てきた。
Twitterも、そういう時期に突入したのではないだろうか。つまり、普通のネット世界そのものになった。だから、性善説なんてない。虚実も入り混じる。変な奴も出てくれば、いい奴もいる。
Twitter性善説は崩壊した。疑うことも、立ち止まって考えることもしないと痛い目に遭うだろう。そろそろ、意識を変える時が来ていると思う。