日本人もつまらないと思っている
正直、テレビなんてBGM代わりにしか使ってないですよ。
外国人は「日本のテレビはつまらない」と思っている
http://news.livedoor.com/article/detail/3984481/
私の場合、好きなタレントが出ているから見るとか、録画するんだけど、それだって、興味のあるタレントの部分しか見ない。完全に流し視聴ですよ。
見逃しちゃった場合には、録画しているから、後から見ればいいと思っているし。
でね、この記事に書いているタレント依存というのも問題なんだけど、企画・構成が各局似てるんですよ。ヒットした番組のパターンができると、我も我もと同じようなものが、雨後の筍のように出てくる。
出演しているタレントまで似てるから、そりゃ、視聴者だって食傷気味になりますよ。
制作側を少し弁護するなら、あまりにもテレビ叩きをしすぎるPTAとか、怪しげな団体だとかも悪い。
パイ投げをすれば、
「※このパイはパイ投げ専用のパイを使っています。」
なんてテロップ(字幕)が出てきて、「食べものを粗末にしていませんよ。」とアピール。
隠し撮り系のドッキり物なら、通行人の一般人にモザイクがかかって「プライバシーの保護」をしている。
確かに、プライバシーの保護も食べものを粗末にしないことも大事なんだけど、なんか興ざめすると思いませんか?
子供に悪影響を与えると言って、芸人の突っ込みにまでクレームをつける。これじゃあ、面白いものだって面白くなくなるよ。
視聴者も賢くならなきゃいけないよ。子供に見せたくないならテレビを消すかチャンネルを変えればいい。子供には良くなくても、大人にとっては楽しいのであれば、そこに需要があるんだしさ。
テレビ局も、大企業になって、守りに入っている部分もあると思うんだよね。
かつて、娯楽の王様は映画だった。テレビはその下の存在だったわけでしょ。小さいから、小回りもきいたし、「映画を超えてやる」っていうハングリー精神が無茶を押し通せた部分もあると思う。
良くも悪くも「所詮、テレビなんだから。」の時代だから、伸び伸びできたんじゃないかな。
今は、社会的な影響も大きくなったし、企業体も大きくなった。株式上場しているテレビ局なら、株主の目があるから利益を出さなきゃいけない。
そうすると、優等生のサラリーマンじゃないと成立しなくなるんだよね。100点満点のテストで300点を取ったり、10点を取るような破天荒な人ではなく、コンスタントに80点を取るような人が増えてくる。
でも、エンターテイメントって、「ほどほど」「そこそこ」じゃ、エッジがなくて、見ている人も「あー、こんなもんね。」って評価になっちゃう。それが今のテレビだろう。
下請け丸投げ体質とか、下請けの制作費がかなり厳しくて、いいものを作りたくても作れない環境とか、そういうのもあるしね。
テレビ局がテレビ番組を作るのではなく、下請けから仕入れたものを流すだけの編成屋になってきているから、面白いものを作ることも出来なきゃ、視聴者のニーズもつかめていない。現場感覚が失われていることも大きいのではないだろうか。
これは、テレビ局だけでなく、自分の会社にも言えるけど、図体がでかくなると現場から離れてしまって、方向性がズレてくるってことがありますから。