ケンタッキーフライドゴキブリ騒動は”冗談”

昨日というより、今日の夜中にケンタッキーフライドゴキブリ騒動を取り上げた。

結局は、"冗談"だったとして、本人と保護者と教員がケンタッキーまで謝罪しに行ったという。

だが、私は"冗談"では済まされないと思うのだ。

そもそも冗談とかユーモアというのは、人を楽しませるためのものだと私は思う。その記事や話を聞いて不快に感じるようなものは、そもそも冗談ではない。

そして、吉野家のテラ牛丼騒動に触れて、この日記を書いたのだから、どういう顛末になるか想像できるはずだ。想像できなかったとすれば、想像力の欠如、予見能力が年齢相応以下であると言わざるを得ない。

ケンタッキーは、クリスマスシーズンにフライドチキンがたくさん売れる。年間売り上げの1割とも2割という話を聞いたことがある。

その時期に、イメージを落とすようなとんでもないことを書いたのだから、ケンタッキーにとっては大ダメージだろう。

そして、何よりも、その日記を読んで、この騒動を聞いて、気分が悪くなった一般のお客さんが一番の被害者ではないだろうか。

先日も、鳥取三洋電機のINFOBAR2に欠陥商品も検査に流したという"冗談"を書いた派遣社員がいて大問題になった。そのすぐ後にテラ牛丼やらフライドゴキブリやらやっているのだから、あきれ返る。ネット上のこういう問題は、他人事で自分には関係ないとでも思ったのか。

重ねて言うが、冗談とは人を楽しませるものでなければいけない。それによって、不快に感じたり、被害を被るようなことは冗談ではない。

高校生にもなって、そういうことも考えられないのか。ゆとり教育は、頭のねじまでゆとり仕様に人を作るようだ。

それともう一つは、インターネットの出現により、個人が簡単に多くの人に情報を流せるようになった。テラ牛丼騒動も、フライドゴキブリ騒動も、INFOBAR2欠陥品騒動も、世間話で言ったり、やった程度なら、馬鹿話で済んだだろう。また、その話を聞いて相手が驚いたり、不謹慎だと指摘されれば、その場で「冗談でした」と訂正もできる。

だが、ネット上で情報を発信すると、どんな人が読んでいるかわからないし、どういうリアクションがあるかもわからない。だからこそ、情報を発信したあとのことを考える癖をつけなくてはいけないのではないか。

高校生ならば、親の庇護下なのだから、親子揃って、きっちり賠償金を支払うがいい。かなり高い授業料だが、情報発信の仕方を誤ると、とんでもないことになることは身に染みて理解できただろう。

私は、高校生はもう大人だと思っている。図体もデカければ、態度もデカいのだから、責任も大人並に取るべきだろう。大人というのは、自らが発した発言や書いたものに責任を負うものなのだ。金銭的には自立していないから、親と一緒に責任を取るべきだが、立ち振る舞いは大人と同じものを求めるべきだろう。

なお、私は、"冗談"だったとしても、当分、ケンタッキーフライドチキンを食べる気にならない。どうしても、脳裏に衣をつけて圧力鍋で揚げられたゴキブリを想像してしまうからだ。

私にも賠償して欲しいくらいだ。

「KFCでゴキブリ揚げてた」 「冗談」でも親や高校が謝罪
http://news.livedoor.com/article/detail/3419056/

「ゴキブリ揚げた」mixi日記は「事実無根」 ケンタッキーに「本人が謝罪」
http://news.livedoor.com/article/detail/3418466/

【トレビアン】「格好いいとおもって」 ゴキブリ虚言でケンタッキーに謝罪!
http://news.livedoor.com/article/detail/3419014/

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