グランクラスに乗ってみた

最近、仙台出張が多いので、たまにはグランクラスに乗ってみようと思って自腹で差額料金を払ってグランクラスに乗ってみました。

乗車前のラウンジ

東京駅八重洲中央改札を出てすぐ。

ここにビューゴールドラウンジがあります。ビューゴールドラウンジのWebサイトによると、ここを利用できるのは、

  • ビューゴールドプラスカードを持っていて、かつ、東京駅発の新幹線または在来線のグリーン車を利用する人または、ラウンジご利用券を持っている人
  • グランクラスを東京駅から乗車する人
  • これらの同伴者(別途、税抜3000円またはラウンジご利用券が必要)

とのことで、今回、私はグランクラスの乗車券を持っているので利用できます。

自動ドアを開けると、受付に女性が2名。切符を提示すると乗車列車を控えていました。乗り遅れないように配慮してくれるのかもしれません。

もう1名の女性が座席まで案内してくれます。座席に座ろうとすると、椅子を引いてくれます。何この至れり尽くせり感!

ちなみに、中に入ると誰もいませんでした。しばらく利用していると2名ほど来ましたが、飲み物を一杯飲むと出ていく感じで、ほとんどの時間は私一人でした。

ピアノ系のBGMが流れ、落ち着いた雰囲気です。

席に座ると別の方が、おしぼりとドリンクメニューを持ってきてくれます。また、持ち帰り用にペットボトル入り飲料をくれるそうで、ミネラルウォーター、緑茶、りんごジュースから選択できます。(恐らくミネラルウォーターはFrom AQUA、緑茶は朝の茶事、りんごジュースはacure made青森りんごです。容量は280mlペットボトルで手提げ袋に入れてくれます。)

しばらくすると、アイスコーヒーと、ガムシロップ・ミルク、お水、お茶菓子として焼きスイートポテト(製造はゴロンパン)、さらに持ち帰り用のペットボトル飲料を持ってきてくれました。

飲み物を置いて行くと、奥のほうで立って待機しています。ドリンクがなくなる頃になると、すっとやってきて、飲み物のオーダーを聞きに来てくれます。

人があまりにも来ないし、室内は女性が立って様子を見てくれているので、普段は公共の場でパソコンを開いて作業をしないのですが、珍しく作業をしました。

こういう時はドリンクが少なくなってきても、作業の邪魔にならないように飲み物のオーダーを聞きに来ないでくれます。この絶妙な感じは非常によく気が利くなと感じました。小休止のタイミングでやってきてくれます。

きっと、偉くなって有能な秘書がいたら、こんな感じなんでしょうね。

乗車列車の時間が近づいてラウンジを後にしました。深々とお辞儀をして見送ってくれます。なんだか、恐縮してしまいます(^_^;)

ラウンジ所感

ANAのプレミアムクラスを利用した時に利用できるANA LOUNGEくらいのサービスかなと思っていましたが、予想以上に上質なサービスで驚きました。ただ、このラウンジ、難点もありまして。

新幹線の初電から終電までは開いていないんですよね。(8:00〜18:00まで。ただし、入室は17:30まで)

航空会社のラウンジなら、一部の深夜便以外は基本的に朝一便から最終まではサポートしてくれます。

このことを忘れて17:40頃に行ってしまったら、自動ドアが閉まっていました(^_^;)

グランクラス乗車

グランクラス乗車口で待つと、車体にはゴールドのあのロゴが。

LED幕にも、あのロゴが出ています。

中に入ると。アテンダントがお出迎えをしてくれます。さすが、最上位サービスはここから違います。

他の途中停車駅でもアテンダントはデッキで待ってお出迎えと下車する方のお見送りをします。

この扉の向こうがグランクラスです。

車内アナウンスでもグリーン車とグランクラスは切符を持っている人以外は立ち入りをご遠慮いただいていると流れています。

普通車指定席は座席の確保のみが確約されていますが、グリーン車やグランクラスは空間の提供という性質があるので、切符所持者以外は立入禁止なのです。

座席はこんな感じです。3列×6列の18名だけの空間です。

アメニティはスリッパのみ。スリッパが入っている袋にグランクラスのロゴが入っていますが、スリッパ本体は無地です。

頼むと、アイマスクと靴べらももらえますが、グランクラスのロゴは入っていない無地のものです。

座席にはサービスメニューが置いてあります。

このメニューの左下をよく読みましょう。

「※まわりのお客様のご迷惑にならないよう、車内の静粛性の維持にご理解・ご協力をお願い申し上げます。」

常々私は、こういう上位の座席は静寂を買っていると思っているので、明確にこうやって書いてあるのは非常に助かります。

東京駅を発車すると、アテンダントが一番前まで来てご挨拶をします。

ドリンク&フードサービス

上野駅を出発してから、おしぼりを配り、ドリンクサービスと軽食のオーダーを聞きます。今回、私は和軽食とドリンクは日本酒をチョイスしました。日本酒は秋田県の松声(しょうせい)でした。おつまみと茶菓子も必要か聞いてくれたのでいただくことにしました。

和軽食(下り列車)のお品書きです。

和軽食です。製造は日本レストランエンタプライズでした。

おつまみはロゴが見える通り亀田製菓です。

お茶菓子はパウンドケーキ。製造は日本レストランエンタプライズ。

スパークリングアルコールは乗務員にお尋ねくださいとなっていたので、確認したところシードルでした。製造はJR東日本青森商業開発のA-FACTORYブランドのあおもりシードルでした。

非常にグランクラスは快適で名残惜しかったのですが、目的地の仙台に到着。アテンダントに見送られて下車しました。

まとめ

飛行機のプレミアムサービスレベルを意識しているように感じました。サービスレベルは遜色ないものの、対応するアテンダントによって、多少は対応が違うことがあります。

非常に細かいですが、日本酒の提供の場合、キャップを緩めて出す人と、そのままの人がいるとかですね。

サービス品質の均質化は航空のほうが揃っていると感じます。いつ乗っても誰が担当しても基本のサービスはきっちり同じです。この辺はだんだん改善されてくると思うので、差はなくなるのではないかと感じます。

ラウンジのサービスクオリティはビューゴールドラウンジのほうが勝っているものの、利用時間や利用できる駅が東京駅のみと非常に限られる点が残念。他の駅主要駅(上野、大宮、仙台、盛岡くらいは欲しいかも。)にあったり、もう少し利用時間が長いと良いと感じます。この辺は航空と比較すると一長一短があって引き分けでしょうか。

個人的には、セキュリティ的にも安全性が高く、座席も広々、食事や飲み物が出るし、お値段は妥当かなと感じます。

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