twitterで津波情報をつぶやく総務大臣は是か非か
良いともダメとも言えないな…。
ツイッターで津波情報、総務相が釈明
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20100302/20100302-00000049-jnn-pol.html
まず、この記事で「なりすましの危険性がある」というのは質問をした記者の不勉強のような。
原口総務大臣と知って、フォローしている人がいるんだから、それはない。もちろん、フィッシングDMとかに引っかかって、アカウントを乗っ取られたら別だけどさ。
でね、私もフォローしていたので、当日のツイート(つぶやき)を見ていたので、問題だと思った点と、良いと思った点が両方あるんだよね。
<問題と思った点>
1.関係各位に指揮を取るべき立場の大臣が、職務中にツイートすることで、職務に専念できていない。
2.個人的な書き込みもあるツイッターアカウントで、情報を流すと、公式情報なのか、私的な情報なのか曖昧になる。(特に、大臣のように公人でもあり、私人にもなる立場の時は、その情報の重みがわかりにくくなる。)
3.速報性では気象庁サイト、テレビ報道よりも遅いため、わざわざ大臣がやる必要性が感じられない。
<良いと思った点>
1.避難を促し、危険場所に近寄らないよう呼びかけていて、「何としても人的被害を避けたい」という熱意は伝わった。
2.人々が感じている不安を拾う事ができ、それをメディア広報に反映させることができる。(原発について津波による被害を懸念する書き込みがあった。)
良い点も悪い点もあるから、一概にダメとも、良いとも言えないんだよね。
twitterによる情報配信のあり方を研究して、twitterで書くことが適しているのかどうかという根本論も含めて、もう少し考えてもいいんじゃないかと思うね。
だから、批判もしないし、絶賛もしない。どういう付き合い方がいいか、考えていくのがいいんじゃないでしょうか。IT関係も総務省は関係しているんだし、その主管大臣が自ら触れて理解を深めるのは悪いことじゃないし。(他に経済産業省もIT関係では関係する省庁ですね。)