WiMAX不振
そもそもエリアが不十分なのにサービス開始をしたのが間違い。これはWILLCOMのXGPにも言えるけど。
KDDI真っ青の「WiMAX」不振
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091104-00000000-facta-bus_all
WiMAXについて今や待望論は、あまり聞かれない。
原因は「つながらない」という評判。UQにしても、WILLCOM XGPにしても、山手線内でいつでも、どこでも使える状況が最低ライン。
にもかかわらず、サービス開始からそれなりに経過しているUQでさえ、「つながらない」とか「少し場所が悪いと速度が落ちる」という評判を聞く。
WILLCOM XGPについては、山手線内全てを公式情報でさえ、カバーしていない。
これじゃあ、モバイルではなく、固定で使うためのモノになってきている。それが離島や僻地なら、固定であったとしてもブロードバンドが使えるというメリットを感じられるが、光ファイバーどころが、NGNまで入ってきている都会では見劣りがする。
記事では、イー・モバイルの遅さについても書いているが、それよりも使えないWiMAXを好んで契約するのは、今やただの物好きだけだろう。サービス開始当初なら、新しいもの好きの需要はあるけど、今やそれさえもない。
モタモタしているうちに、イー・モバイルから、インフラが充実していて、HSDPA通信のドコモあたりに乗り換えることはあっても、その客がWiMAXに流れるとは考えにくい。
で、KDDIとUQの関係は実際問題どうなんだろうか。
確かに資本関係はあるけど、KDDIは携帯電話事業(au)があり、UQがバンバン契約を取れば客を奪われるという構図にもなる。
それゆえに、KDDI(au)は、UQ潰しに出ているということはないだろうか。
お互いに共存しようという感じならば、基地局共用とまでは行かなくても、もう少し協力関係にあっても良さそうな気がする。
ようやくKDDIがMVNOとなって、WiMAXを提供というのも、遅すぎるような気がする。確かに資本関係の規制はあったけど、本気でUQを育てるつもりなら、もっと早くにやっていてもおかしくない。
どっちにしても、LTE登場までは、HSDPAやHSPA+あたりで凌ぐというのが現実的な答えになったと思う。