BlackBerryの盗聴アプリにご用心

このような盗聴を「ロービングバグ」と言います。この対策で外務省の幹部執務室は携帯電話の持込が禁止になったはずです。

RIM、BlackBerryの盗聴アプリに見解
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091028-00000074-zdn_ep-sci

これ、早い話、携帯電話の受話ボタンを押さないのに勝手に着信してしまう…というもの。そのためのアプリケーションが「Phonesnoop」というもので、電話の機能にこのアプリケーションがアクセスできるわけではなく、単に自動着信してしまう。というもの。

ところが、着信音も出さず、知らない間に着信して、マイクが周囲の会話を拾うので、盗聴になってしまうんですね。

このような盗聴方法をロービングバグと言います。今年の夏に外務省がロービングバグ対策で幹部執務室に携帯電話の持込を禁止にしたはずです。

例えば、面白いゲームアプリケーションのように見せかけて、実はロービングバグ用のアプリを携帯電話にインストールしてしまった…なんてことはありそうな話ですよね…。

この記事はBlackBerryですが、日本の一般的な携帯電話のアプリケーション機能でこんなことができるのか、そこが心配ですよね。

例えば、Javaアプリから携帯電話を発信することができない仕様なら大丈夫そうです。ただ、音声をデータに変換してパケット通信で送付し続けるようなアプリを作ったならば、実現できなくはなさそうです。(もっとも、音声を変換する処理がJavaアプリで実現できるかが微妙ですが。)

そして、データを受け取った側が音声データに復号したら…。Javaアプリでパケット通信は可能でしょうから、これなら盗聴アプリになりそうですよね。待ち受けアプリとして動いていたら、なかなか気づかないかもしれません。

私が書いたことは仮定の話ですけど。

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