台風でJR東日本、最大級の運休

無理に運行するよりは安全を優先した運休は致し方ないと思います。

JR最大規模の運休…風速の規制強化が一因
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091008-00001106-yom-soci

武蔵野線では強風で鉄橋を渡るのが危険と判断して手前で停車して、鉄橋手前の階段から降りたという報道もありましたが、私は無理に運行するよりも、現場の運転士が危ないと判断して止まったことも正しいと思います。

ひょっとしたら、運行できたかもしれないし、鉄橋も渡れたかもしれない。でも、万が一があったら、多くの乗客の人命が危険にさらされます。

確かに利用者にとって運休は困るし、缶詰になった乗客は気の毒ですが、それでも、大事な人命が危険にさらされるよりはマシだと私は思いますね。

記事によれば、羽越線の脱線・転覆を受けて規制を強化し、風速計を増設した影響とのこと。

設備強化も大事だけど、武蔵野線の件のように現場の運転士が、危ないと思ったら止めるように安全優先の意識も大事だと思いますね。

私の勤務先にJR東日本の関係者(教育関係の関係会社らしい)が安全関係の講演でいらした方がいます。羽越線の事故の話題もしていました。乗務員は頭から血が出ていても乗客の手当てをしていたという話をした上で「こんなのは当たり前」と言っていたことを思い出します。

恐らく、今回の判断も「乗客の安全確保のためには当たり前のこと」という意識なんでしょうが、この当たり前が揺らぐのが人間なんです。急いでいる乗客、停止してイライラする乗客が車掌に詰め寄ったり、運転席の後ろでイライラしている様子が見える。ここで走らせれば、それらの苦情から逃れられる・・・そんな誘惑が、誤った判断へ導く悪魔のささやきなのです。

鉄道事故と言えば、少し前に事故調とJR西日本の癒着関係で話題にした福知山線の脱線事故。あれだって、運転士が遅れやオーバーラン、そして、懲罰的要素の強い日勤教育から逃れたい、あるいは運転台から降ろされるかもしれない、ここで制限速度を破ってでもダイヤ回復ができたら、何とかなるかもしれない…という悪魔の誘惑に負けて、速度超過の末、事故が起きたのですから。

私は最大級の運休にはなったけど、事故が起きなかったから、これでいいと思います。尊い人命には替えられないのですから。

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