新任役員は株主より従業員を重視

今更、従業員を重視と言っても、きちんと目に見える形で報いなければ、空虚な発言にしか聞こえませんが。

行き過ぎた市場主義、反省気運 新任役員「株主より従業員重視」大幅増
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090820-00000035-fsi-bus_all

まー、株主の立場も従業員の立場にもなりますが、株主なんて、儲けが出ないと思ったらサッサと売るのが普通ですからね。

従業員は会社を簡単に辞めずに苦しいときも戦ってくれるわけで。

そういうことを少し冷静に考えたら、株主に対しても「従業員は宝であり、会社そのもの」と言えない経営者もどうよ。って思うんだよね。

それで、「株を売るなら売ってもらって結構」くらいの気概は欲しいよ。務めている人間の立場としてはね。

それでも、株主偏重主義が修正されて従業員のほうを向くようになったのは良いことだとおもいますが、果たして、「従業員重視」はきちんと伝えているのでしょうか。目に見える形で示しているでしょうか。

人心掌握の話になるけど、きちんと「従業員は大事だと思っている」ってメッセージは伝えたほうがプラスだと思うんだよね。その上で、目に見える形で報いないと、従業員としては、「カッコいいことを言うけど、結局、金は出さないでコキ使うだけじゃねーか。」と思われて、ますます白けたムードになると思いますよ。

業績が回復した時の態度を注視したほうがいいと思います。

口先だけでなく、きちんと報いてくれる経営者・会社なのか、

口先だけで、結局、従業員を粗末にしている経営者・会社なのか。

よくわかることでしょうね。そして、その対応次第で社員の士気が上がるのか、白けて士気が下がったり、有能な社員は見切りをつけて去るのか別れることでしょう。

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