刑事・電池マンの憂鬱

会社の固定資産調査をやっている。
どう考えても帳簿には資産が多く書かれていて、余計な税金を払っているようだ。
現物と帳簿を照合するが、なんせ私が生まれる前からの資産や、細目がないなど、捜査資料が不足する。
早くも捜査は手詰まりになってきているが、足と執念で捜査している。
中には1億円の資産が帳簿に残っている。これを除却すれば100万程度は節税(と、言うより既に資産がないから払う必要がない税金を支払っていたのを払わないで済む)になる。
ただ、税務署が納得できるだけの証拠も集めておかないと、過小申告や脱税と言われかねない。
時間とともに失われる資料や人々の記憶を一つずつつなぐ果てしない裏付け捜査も必要になってくる。
しっかし、歴代の関係者は何をやってたんだか…
〓でんちまん〓

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