食と住が保障されるなら、私も行きたい

不真面目だとか、堕落しているとは思わないが、そこまで保護するのも違っていると思う

派遣村「真面目な人なのか」発言 ネットでは擁護論目立つ
http://news.livedoor.com/article/detail/3965079/

派遣村の話題が出ていて、時事系ニュースについて書いている、私のブログが取り上げないことを不思議に思った人がいるかもしれない。

どうも派遣村の話題って、怪しいと思っていたから。自分の中で、話題にしようって気が起きなかったんですよ。

政治の道具にされている、あるいは道具にしようとしている人が動かしているんじゃないか・・・と。

確かに突然、契約を打ち切られて大変だとは思う。でも、本当に住む家がないの?とも思うんだよね。

工業地帯でもない日比谷にいるんだから。本当にお金がない人は、契約を打ち切られた現住所そばにいる人じゃないの?って思うんだよね。

さらに言えば、住む場所や当面の食事も親や親戚とか頼れるところはあったんじゃないの?って思ったんだよね。

はっきり言って、正社員だって楽じゃないですよ。正社員=勝ち組だと思っている人が多いだろうけど、パートの子と手取り収入の話をしてたら、私と大差ないんだから。退職金や厚生年金などの福利部分があるけど、毎日の生活という意味では決して楽ではない。

寒いだろうけど、うちの隙間風だらけの寮にいるんだったら、多少の寒さは大丈夫ですよ(笑)

だったら、俺も正月に派遣村に行けばよかったかな・・・と思いますよ。

だって、住む場所と食事はあるんですから。

それとね、与えるだけの支援は期限を決めなきゃダメですよ。私が先に書いたように「とりあえず食べられる」と思ったら、堕落しちゃいますから。あくまでも一時的なものだとしないと。

あと、本当に仕事ってないの?って思うんだよね・・・。土木工事などのいわゆるガテン系の仕事だとか、資格が必要だけど、医療・介護分野は人手不足だし。給与水準や体力的に大変だろうけど、住む場所にも困るくらいなら、条件は折り合わなくても仕事はあるわけだし。

5日以降の食事の提供を要求するとか、抗議をするとか、これも本当に仕事が無くて切羽詰っている人の行動だとは思わないんだよね。

食事の要求って違うでしょ。支援を受けている立場ですよ。切羽詰っている人なら「支援してくれてありがとう。何とか年の瀬を乗り越えられました。」という気持ちですよ。

抗議している暇があったら、仕事探しをしていますよ。ハローワークで雇用促進住宅を借りれるようにしたり、街中でパート・アルバイトでも仕事を探そうとするはず。

・・・と、少し考えても、自分なら、あんなに悠長にしてられないって思うんですよ。

坂本哲志総務政務官の「本当に真面目に働こうとしている人が集まっているのか」という発言は、こういうことを織り込んでいるんじゃないだろうか。批判されて、すぐに発言を撤回するのではなく、こうした疑問点をあぶりだした上で、本当にどういう対策が求められるのか、一時的(緊急的)対応と、恒久的対応を煮詰めていくのが本来ではないだろうか。

少なくても、昨日も今日もバタバタ仕事をしている私には、働かずに「メシをよこせ」という発言に首を傾げてしまうのだ。

働かざるもの食うべからずなのである。この場合、仕事が無いのだから、働くとは求職活動も含まれると思うが。だって、働いても働いても「食うのが精一杯」なんですから。

さらに言うと、派遣村に来る人と、ホームレスってどう違うんでしょ。ホームレスは支援しないで、派遣村の人は支援するってのも筋が通らないと思うんですよ。ホームレスでも働く意思がある人はハローワークでも何でも支援すべきだと思うんですが。

なんか、メディアに扇動されているように思えるんだよね。

派遣切り→大企業許せない→政治家は何をやってるんだ!

という、嘘くさい正義感を振りかざし、その象徴に契約を打ち切られた派遣労働者と派遣村がある。

そこを利用した野党や政治団体、労働団体という感じがする。

与党も野党も政治団体も労働団体もそれぞれの利益ではなく、本当に困っている人に何をすべきか協力して乗り越えるべき局面ではないだろうか。

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