総選挙の争点は?

麻生自民 VS 小沢民主。選挙の争点は何か、両党の違いは何か。どっちが国民の支持を集めるのか。

選挙の争点となりそうなのはいくつかある。

景気対策(経済対策)、社会保障(年金問題、医療)、格差問題、外交、環境問題、教育改革

あたりが項目になるだろうか。

一番の争点は、やはり景気対策だろう。とにかく、いざなぎ超えと言われた好景気を国民が実感できず、その恩恵を受けていない。なのに、不況の波だけはかぶって、国民は苦しみ、あえいでいる。

さらに、アメリカの経済問題の影響もあり、大企業とて安心していられる状況ではなくなってきている。

これらを踏まえると、やはり経済対策が最大の争点になると私は予想している。

では、麻生自民と小沢民主で経済対策はどう違いがあるのか。

正直、私の目には、どちらも似たり寄ったりだと思う。どちらも短期では、小泉的改革路線から一旦離れて、経済対策の名の下に財政出動をするのだから。

対象は微妙に違う。地方に焦点を当てた麻生氏と、都市部を中心に焦点を当てている小沢民主の違いがある。

公共投資を含む財政出動は地方で受け入れられやすく、高速道路無料化や子供手当ては都市部に受け入れられやすい。

財源も微妙に違っている。麻生氏はプライマリーバランス黒字化がずれ込むのも止む無し。小沢氏は特別会計の埋蔵金を使おうとしている。小沢氏のほうが財政規律を守ろうという感触だろう。

微妙な違いはあるものの、両党の明確な違いが見出せない。国民は解散総選挙となった場合に、審判を下しにくいと思う。

国民は、「これまでの自民党を信任するか?」という判断になり、自民が少し議席を減らし、民主が少し議席を増やすと予想。どちらも勝ったという感じにはならないと思う。

結局、単独では過半数を握れず、連立を組み、連立のパートナーとなった党が鍵を握ると思う。今の自公連立の公明党のように。

自民党が第一党になるのか、民主党が第一党になるのか、どこが第一党と連立を組むのか。これが現実的な収束結果のように思えてならない。

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