寄生する女性たち

彼女の両親と会食をしたら年収260万円をバカにされたという話題。これに端を発して「男性は結婚すべきではない」というまとめサイトまで出ているのだとか。

ちなみに、年齢次第では、正社員でも年収260万円はあり得る。私は正社員でそれなりの規模のところだから、スイーツ(笑)な女性が好きそうな属性だが、若いうちは年収300万円以下だったし。260万円よりはあったけどね。

で、問題は、もう一方の当事者である女性なんですよ。

確かにダンナとなる人は不甲斐ないかもしれない。でも、それが本人の努力ではどうにもならない次元のことだってある。ましてや、これから景気は悪化傾向で、ますます企業は人を選別するようになる。新卒採用以外なら、経験者しか採らないとかね。

だったら、自分も働くとか、少ない収入をやりくりして家計を切り盛りするとか、そういう発想がない人も結構多いようなのだ。

結婚の際、相手に求める年収を聞くと自身の年収400万円の2倍(2人で生活するから)である800万円と平気で言う。だが、年収800万円なんて、大企業で役職についているいい年齢の人の一部が大体の像だと思う。ましてや、若くてカッコ良くて…なんて条件がつくと、砂浜の中で小さなピアスを見つけるくらい難しいことなのだ。

昨日のlivedooorニュースに「年収260万円で彼女の両親にバカにされた」がネットで話題に! 世代別平均収入で見る合格ラインとは!?という記事があったが、この中に国税庁・平成18年民間給与実態調査結果[PDF]という資料がある。

これを見ると、20~24歳男性の平均給与は270万円。270万円を中心に前後した分布であると推定するなら、260万円は平均的である。

さて、年収800万円という話題も出たので見ると…最も給与が高い50~54歳男性でさえ、662万円なので、私が言った「大企業で役職者のいい年齢の人の一部」という条件があながち嘘ではないということも理解いただけるだろう。

この統計を見ると、昨年29歳だった私も年収なら、25~29歳の平均値379万円を大きく上回っているので、合格点なのである。(彼女を絶賛募集中!)

そう考えると、これからの社会の動き、格差を考慮すると、だいたい30以上なら年収400万円が一つの基準だと思う。

これからの時代は給与が大きく上がる時代ではない。正社員であっても年収400万円以上は劇的に上がらないというのが私の予想だ。上がるとしても、月収ベースで2000円も上がれば、かなり良い企業で、100円単位、あるいは景気動向次第ではマイナスになる可能性だってある。

賞与は各社によって支給計算は異なるだろうが、月収のn倍という計算式を含むことが多い。そうすると、ベースの月収が横ばいだと、賞与も期待できない。

退職金も計算式が月収から算定される式の額から積み立てる会社も多いだろうから、これだって、期待できない。

ちなみに私の場合、退職金は年間で40万円増えることになっているので、現在年齢が30歳、退職年齢が60歳だと、残りの勤務期間は30年で、このままだと1200万円が上乗せされると計算できる。ただ、これは現状維持のケースで、恐らく1000万円を死守できるかどうかが退職時点の水準だろう。

つまり、私程度でも、平均値からすれば優良物件だと思っていいくらいなのだ。非正規雇用の場合、退職金なんてないからね。

…ってことを知った上で、賢く使えるお金から貯蓄や投資で増やしたり、自分も働いて収入を得るとか考えないと、スイーツ(笑)な女性が考えているような優雅な生活はできない。

3食昼寝付きなんて考えは、男性に寄生しているだけと思ったほうがいい。

また、世の中で結婚している女性は年収400万円でも献立を工夫するなどして、夫婦生活をしている人もたくさんいる。(これも少し前のlivedoorニュース・年収400万円の結婚生活は悲惨か!?【独女通信】にあったが。)

実際に年収300万円台で生活している方の言葉はこうだ。

「食費は切り詰めようと思えばいくらでも切り詰められる。コツは、価格の高い肉よりも野菜を食べること。最近はパンや卵も高いので、トースト&ベーコンエッグの朝食はうちには高級ですね。朝は夕食の残りと、野菜をたくさん入れてかさましした納豆が多いかな。食材は日曜日の閉店間際のスーパーで、値引きされたものををまとめ買い。5日間はもたせます。外食は食費が余った月のみ行きますが、クーポン券は必ず持参。節約は大変かと問われると、ご近所のママ友達も同じような生活をしているから、自分だけ別につらいと感じることはありません」(年収400万円の結婚生活は悲惨か!?【独女通信】より)

また、こうも言っている。

「お金はあればあるだけ使うものだし、なければないように生活できます。子供が小さなうちは外出も減るし、おやつや食事も手作りになる。自然と節約生活に慣れていった感じでしょうか? 男性の年収にこだわるのは、それだけ依存度が高い証拠なのでは。家計が大変なら働きに出ればよいだけのことだし、結婚しない理由にはならないと思いますよ」(年収400万円の結婚生活は悲惨か!?【独女通信】より)

それから、年収400万円台弱の方は、

「独身時代はネイルサロンに通っていたけれど、今は爪にお金をかけるなんて考えられません。日本はモノが溢れているから、化粧品にしろ食材にしろ、グレードを下げればほとんどのものは手に入る。結婚するとき夫の年収のことは気になったけれど、目をつむりました。周囲が続々と嫁にいっていましたから、リッチな生活にこだわっていき遅れるのが嫌だったんです」(年収400万円の結婚生活は悲惨か!?【独女通信】より)

と言っている。どの方も、

1.身の丈にあった生活をしている。

2.クーポンの活用、献立の工夫をして低コストにしている。

3.それでいて、ケチというわけでもないし、悲壮感も漂っていない

という点は共通事項ではないだろうか。また、真ん中の引用のように「男性の年収にこだわるのは、それだけ依存度が高い証拠なのでは。家計が大変なら働きに出ればよいだけのことだし、結婚しない理由にはならないと思いますよ」という、スイーツ(笑)な女性には耳が痛いが男性にとっては、これほどうなづける言葉はない。

また主婦雑誌や投資系の雑誌でも、いかにしてお金を貯めるかという特集は数ヶ月ごとに出てくる。こうしたノウハウを読んで実践し、ママ友から色々と情報交換をすることもコツだろう。(以前から住んでいる方がいれば安い店や特売の傾向を知ることができる。)

独身男性の私だって、ご近所のお店の方(パートだったりして、これまた主婦である)と仲良くやっていて、安売りの情報や、どの品物がいくらだと底値か把握している。場合によっては、安売り商品を買ってきてもらったりもするし。(まー、ここまでやると、さすがに主婦化してるかもしれませんが。)

私が実家とか、他の方から食材をもらっても、寮では調理設備がないので有効活用できないこともある。そんな場合には、御裾分けをすればいい。相手にも喜ばれるし、その分、普段、色々とお世話になっているんだしね。

ほら、私でさえママ友がいて、うまくやってるでしょ。

まー、稼ぎがいい女性と結婚したら、専業主夫もできそうですがw

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