違法ではない。でも倫理に反している
AKB48の写真集に生写真をつけてたくさん買わせる商法が問題になっている。
ネタ元の記事の中で気になる部分がある。
「生写真は、販売価格として値を付けておらず、値段予測も不可能で、公正取引上は問題ないと考えています。ポスター44枚そろえるなどという売り方とは違って、同じ商品を多数購入させるものではなく、4冊すべて異なるものを制作しています。違法性はあるとは認識しておらず、正当に販売していると考えています」
つまり、わかりやすく言えば
「違法じゃねーんだから、ガタガタ言うな。」
ということだろう。
以前の記事でも、このことは取り上げた。
私も似たようなことを指摘している。
握手会に参加できる権利は、4種類の写真集を全て買うだけでいいそうな。(でも、それでも1万円かかる。)
ポスターコンプリートで春の祭典が独占禁止法の「不公正な取引」に抵触する恐れがあるとして中止したばかりだった。
今回は握手会への参加を主と考えるなら、4種類買うだけなので、「不公正な取引」に当たらないという判断なのだろうが、ファン心理に漬け込む商法そのものは何ら変わりない。
確かに法には触れていないだろう。限りなくクロに近いシロだけど。
でもね、法に触れてなければ、それで良しという考え方は、すごく危険だと思う。
タイトルにあるように「違法ではないが、倫理に反している」と思うのだ。
ファン心理に漬け込むような売り方をしても、短期の利益しか上げられない。
いや、短期の利益しか上げられない程度の集団だから、そうやっているとも言えるが。
法を守るというのは、あくまでも最低限のこと。倫理や常識、社会通念に照らし合わせることも大事なのではないだろうか。
「AKB48」今度は生写真景品 購入煽るとネット上で批判
http://news.livedoor.com/article/detail/3568664/