アフィリエイトも格差社会?

少しこのニュースには、やっている立場としていくつか突っ込みを。

以下、ネタ元の引用は赤字で示す。

調査では、リサーチモニター15,000人から「アフィリエイト利用経験者」を抽出して、これを「調査パネル」と呼び、同協会の個人ウェブ会員で協会SNSへの参加者などを「協会回答者」と呼んで、両社のデータを比較している。有効回答数は 「調査パネル」が523件、「協会回答者」は158件で、同協会は「調査パネル」を初心者~中級者、「協会回答者」を中級者~上級者としている。

まず、この定義が間違ってるだろ。

回答している人の所属だけで、初級者だの上級者だのと定義するのは誤っていると思う。スキル判定を通じて選別するのが本来では?

 「現在のひと月のアフィリエイトによる収入は、どの程度か」という質問に対して、調査パネルの回答は「収入はない」23.9%、「1000円未満」43.6%、「1000円以上5000円未満」17.8%と、月収1000円未満の人が67.5%に達している。一方、協会回答者では、「月収1000円未満」は19.7%で、「20万円以上」が20.3%、うち「100万円以上」という、事業者レベルの収入を得ている回答者が5.1%に達している。

ちなみに、このブログで毎月数百円程度です。PV数が多いことと、広告をクリックする第一の行動と、クリックされた広告やページを見て商品を購入したり、資料を請求する第二の行動まで進むこととは別次元なのです。

私は、記事中に広告を入れないのは、記事は記事として純粋に書くべきだと思っているので、ここに広告をむやみに入れるつもりはありません。(ただし、ブログ側で勝手に挿入されるものは制御できないので、これを除く。)

 「集客のためにリスティング広告を利用しているか?」という質問に対して、調査パネルでは「利用している」は4.4%なのに対して、協会回答者では17.7%となり、4倍以上の高いと結果となった。しかし、「利用したことがない」「利用したくない」と回答した人は、調査パネルでは67%、協会回答者では58.2%に達しており、ある一定の費用をかけて集客しようとする積極的な姿勢を持つ人はまだ限られているようだ。

これも誤りがあります。広告主側がリスティング広告を禁止していることが多いのです。広告主の社名や商品名、商標をリスティング広告のキーワードにするのは問題がありますが、脅し文句のような「リスティング広告禁止」のお達しに、サイト運営者は気が引けている側面もあります。

一定の費用をかけて集客しようとする積極的な人が限られているのではなく、そういう背景事情があることも知るべきだと思います。

その他のアフィリエイトやドロップシッピングについての質問では、「携帯向けサイトでアフィリエイト・プログラムを利用しているか」については、「利用している」が調査パネルで7.1%、協会回答者で27.8%となった。また、ブログなどで商品紹介記事などを掲載することで報酬を得る「レビューアフィリエイト」の認知率は、調査パネルが76.1%、協会回答者88.6%だが、利用率を見ると、調査パネルが24.9%、協会回答者が21.5%となり、認知率と利用率の逆転現象が見られた。また、「ドロップシッピングを利用したいか」という質問では、「ぜひ利用したい」「利用したい」が調査パネルで24.5%、協会回答者で44.7%だった。

私は、レビューアフィリエイトについては、あまり良い印象を持っていません。

「ブログに商品について記事を書くだけで報酬をGET」などのうたい文句で、レビューアフィリエイトを募集していますが、記事を読む人は、レビューアフィリエイトに基づく記事だと認識できないケースが多いと思います。

そうすると、商品についてのレビューが、本当に商品を試して書いたものなのか、レビューアフィリエイトの報酬欲しさに書いた提灯記事なのか見分けがつきにくくなると思います。

レビューアフィリエイト側も記事を審査して、報酬を認めるか判断していますが、騙すほうは非常にうまいですから、広告のための記事なのか、真実なのか見分けがつかないと思います。

ブログやホームページは来訪してくださる方がいてナンボです。

お客様を騙すようなやり口をして、利益を稼いでも短期の利益しか得られないと思います。

ブログの中には…

1.アフィリエイトだらけのもの

2.記事のコピペに「○○について興味深いので取り上げてみたいと思います。」という一文だけを足しているもの(厳密には、著作権法の引用の用件である主従関係が逆転しているので違法である。)

3.キーワードに引っかかったブログの要約を寄せ集めたサイト

なども多く、こうしたものが多くなるほど、

「ブログの記事は、こういう役に立たないものばかりだ。」

と、お客様が感じてしまいます。これは、自分で自分の首を絞めているようなものです。

広告を広告と明確にわかるようにするなど、利用者を騙すようなやり方をしているサイトの排除も考える必要があるのではないでしょうか。

アフィリエイトにも格差社会?中・上級者は月収20万円以上が2割【アフィリエイト意識調査】
http://news.livedoor.com/article/detail/3416889/

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