平成19年新潟県中越沖地震関連雑感
前記事に続いて中越沖地震に関して。
まずはこの記事から。
中越沖地震:安倍首相、官邸から陸自ヘリで被災地入り(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070717k0000m010072000c.html
まず遊説を中止して官邸に戻るのは正しい。
震災の最中にゴルフをしているバカよりはいいのだが…。
ただ、今は震災が発生して24時間以内。まだ助かる可能性のある命もたくさんある。
今、ヘリは物資や救助人員を輸送するのに必要だし、県や市の職員も奔走している時である。
今、空の交通もヘリで混雑している可能性があるし、救助活動の支障になりかねない。(小さな叫び声などがかき消される。)
そのヘリで物資や救急を要する人を搬送してあげてください。
会社の同僚で透析を受けている人がいるけど、電気や水道などのライフラインが復旧していない病院では、透析を行うことができません。
この人たちは、そのままでは死んでしまいます。
ヘリなり陸路なりで、透析をできる場所まで運ばなくてはいけません。
総理がノコノコでかけて、スピーカーでピーピー言うよりも、早く官邸でしっかりと指示を出し、被災した人が安心して生活できるように、万全の支援をすることが大事だと思います。
そして、それができるのは政治の力です。
あなたの相手をするために、何人も時間を取られ、随行員がゾロゾロいることでしょう。
それならば、あえて現地に行かずに官邸でできることをすべきではないでしょうか。
そして、事態が落ち着いた時に被災状況のレポートを聞き、現地の惨状を見て、現地の人の声に耳を傾けて、施策をすべきです。
また、参院選を控えていますが、震災を参院選の人気取りの材料にするのではなく、"本当に被災者のための支援"をして欲しいものです。
そして、次の話題。
被災者救済、政府と協力=小沢・民主代表が表明-中越沖地震(時事通信社)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007071600397
こっちも、対策本部を設置したことをアピールしたとある。
でも、官邸でも何でもないのに対策本部を設置して何ができるんだ?
その対策本部は何をするために設置し、どうしう実績を上げたんだ?
「対策本部を設置」というのは手段であって目的(ゴール)ではない。
この方もボンクラなんだな。
さすが破壊王。
ブロガーには、こういうパフォーマンスは通用しない。
本当に選挙があると、与野党問わずにまー、キビキビしていること。
毎年選挙をやれば国民本位の政治をしてくれるんですかねぇ。(もっとも、今回の件は私にはパフォーマンスにしか見えないが。)