大地震…決して他人事ではない
今日、午前10時過ぎ、新潟県と長野県で強い地震がありました。この事実は、今更ニュースソースを示す必要もないでしょう。
この地震で言える事は、過去20年以内に結構、大きな地震が頻発しているという事実だろう。
一番鮮烈に覚えているであろう、阪神淡路大震災、中越地震、石川県でも地震がありましたし、今回の地震、宮城県沖の地震、北海道南西沖地震(奥尻島が津波被害)など、名前がついた地震で記憶にあるものでも、これだけ出てくる。
日本は地震大国とよく言われている。我々にできることは、まず、非常時を想定した備えだろう。
家具の固定や非常持ち出し袋の準備だけでなく、家族が被災時にどこに避難すべきか、災害用伝言ダイヤルや災害用伝言掲示板、Web 171などの使い方を訓練することも準備の一つだろう。また、帰宅難民に備えて会社のデスク下に帰宅難民になる事態を想定した小さな非常持ち出しかばんくらいはあってもいいだろう。
とにかく、地震の被害は他人事ではない。今すぐ、出来ることから対策したほうが良いだろう。
そして、もう一つの提言は、被災地への支援である。
まず、物資は余ることが想定されるので、送る前に何を欲しているか把握することが望ましい。一番の支援はお金かもしれない。お金は余って処理できないということはないですから。
そして、余震や復旧が落ち着いたら、物資やお金を与える支援から、自立の支援に移行していく必要があると思う。いつまでも、金品を贈り続けるわけにもいかないし、いずれ仕事を再開して自立した生計を立てていく必要がある。
そこで、私は、ある程度落ち着いたら、観光に出かけるということを推奨したい。
被災地へ出かけて、お金を落とす…それも、仕事に対する対価を支払うということで、自立への支援になると思うのだ。
もしくは、観光に出かける暇がないなら、被災地の民芸品や名産品を通販で買うのもいいと思う。通販で買うときに備考欄に激励のメッセージなんかを入れる演出をしてもいいだろう。
最初のうちは、全てを失い茫然自失となって、何もできなくなるのはどんな人でもあること。だが、いつまでも与える支援をしていると、
「何もしなくてもモノが手に入る」
と、間違って捉えてしまう人も出てくると思う。
だから、ある時点で切り替えて、まだまだ厳しい稼業を消費や利用することで、バックアップして軌道に乗せるというのも一つの支援方法なのではないだろうか。
私は鉄道や鉄道の旅が好きなので、青春18きっぷを活用して長野県~石川県(ここもまだ立ち直ったとは言いがたい)~新潟県というルートで旅をできたら良いのではないか…と思っている。
もちろん、今日、地震が起きたばかりで、今、駆けつけるのは復旧作業の妨げになる。落ち着いて、色々な産業で活動を再開した頃に出向くのが良いタイミングだと思う。
貢献と言うと仰々しいが、こういうことでも少しは役に立つのではないだろうか。
これなら、そんなに気難しく考える必要もないだろう。
できる人ができることを行う。これだけでも、少しは違うと思う。