早くも905i、906iの話題が
ネタ元
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0706/06/news042.html
http://news.livedoor.com/article/detail/3188926/
まだ904iシリーズが全部出揃っていないが、早くも905i、906iの話題が出ている。
まずわかったことは、905iが2007年冬に出るということ。
そして、シリーズ共通仕様が
GSM対応…海外でも使える
GPSナビゲーションの自前提供&無料化
ワンセグが標準化
というもの。
IT Media +D モバイルの記事だと、906iにも言及していて、
HSDPA(いわゆるFOMAハイスピード、イー・モバイルで採用されている通信方式)よりも高速なデータ通信
パソコン向けの定額通信
と書かれている。
904iのこの程度で、DoCoMo 2.0なの?ブッ。ゞ(≧ε≦*)と思ったが、905i、906iの仕様で少し2.0っぽいな…と思えてくる。
auがお得意のGPSナビゲーションは無料化で、新端末であれば誰でも気兼ねなく使えることになる。
906iの高速データ通信やパソコン向けの定額制から読めることは、通信効率の良さであり、高速通信を生かしたコンテンツ…例えば、映画をストリーミングで楽しめるとか、家で録画したHDDレコーダーの映像をインターネット経由で携帯で楽しめるということが実現できると、音楽止まりの他社を追撃できるだけのインパクトが出てくると思う。
HDDレコーダーは持っているけど、インターネット回線はない…というユーザーのために、高速データ通信ができる携帯と簡単に接続できるような製品の提供と1人で複数台を使うようなケースでは大胆な割引をすれば、契約者数ベースの数字は上がるのではないか。
DoCoMoが高い」というイメージを払拭するためには、最新機種の端末価格を下げることだ。
他社と比べると、1~2万は高い。
ランニングコストは実際のところは、大きな差がないと私は思っている。
実際にauとDoCoMoの2台持ち(どちらも最低料金プラン+パケット定額制)をしていたが、差は数百円程度で大差があるとは言えない。
イメージ戦略負けというのが、現実じゃないかと思っている。
auの楽しさを全面に出した戦略、ソフトバンクモバイルの安さを全面に出した戦略(ただし、詐欺的だが。)の前でドコモは今ひとつ売りを出していなかった。
しいて言えば安全とかネットワークの強さなのだが、それは非常に地味な部分で、コンシュマーユーザーを引き付ける要素ではない。(法人には大事な部分だが。)
安心や安全と言うなら、過去記事で提案したような警備会社と提携するとか、端末を含めた安心・安全設計をして、SOS端末になる携帯を作るぐらいのことをしたっていい。今は、安全をお金で買う時代なのだから、それはそれで意味がある。
料金面では、新規優遇、既存冷遇と言われる構造も問題だ。いっそのこと、ソフトバンクモバイルのような家族間無料などの大胆な施策がないと、イメージをひっくり返すことができないと私は思っている。
auは、端末のプラットホーム部分を共通化するなど、端末コストの削減を真剣にやってきた。
DoCoMoは、パナソニックとNECが共通化をしているが、他の端末メーカーに波及していない。
まずは端末価格の引き下げ、次にシングルユーザー向けの割引施策、家族向けの割引強化という他社がやっていることを最低限実現。
次に、友達・恋人など、今まで他社がやっていないグルーピングでの割引施策の実施くらいしてみてもいい。
これで、端末、サービス、料金と他社に引けを取らない地盤が出来た。
あとは、先に書いたようにネットワークの強みを生かした映像分野など、新しいコンテンツ、新しい楽しみ方、DoCoMoだからできると言われるようなOnly Oneのサービスを提供できるようになれば、本当に反撃ができると思う。