路上工事不人気投票

Yahoo! ニュースより。

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国交省が路上工事の不人気投票…HPで結果発表

 とかく評判が悪い路上工事を減らそうと、国土交通省は工事ごとに番号を付けて情報を提供、不満が大きいものはインターネットで「不人気投票」してもらうことを決めた。

 まず11月にも東京23区内の主要国道を対象に始める。同省道路局は「不満を直接ぶつけてもらい、工事をさらに減らしていきたい」と話している。

 路上工事は国や自治体が行う補修工事のほか、電気、ガス、電話会社などが施設の維持修繕のために行う工事がある。

 23区内の国道と都道で行われた路上工事は、10年前まで1万5000件を超えていたが、国交省などの指導もあってここ数年は約7500件まで減った。

 しかし、「本当に工事は必要か」「不満をどこに伝えたらいいのか」などの声が依然として強いという。

 そこで、同局は工事現場の看板に7ケタの「問い合わせ番号」を明示。同省のホームページや携帯電話のサイトに番号を入力してもらえば、工事名や工事の主体、目的、工期などの情報がわかるようにする。

 さらに、工事に不満がある場合は、その画面から直接、不人気投票が出来るようにする。

 投票はだれもが可能で、結果は1、2週間ごとに集計し、票数が多い順に並べて、ホームページなどで発表する。

 同局はとりあえず、23区内で国が管理する直轄国道の工事だけを対象に始めるが、来年度以降、ほかの直轄国道や地方道などにも範囲を広げたい考えだ。
(読売新聞) – 9月24日15時29分更新

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面白いことやりますな。

これ、タイトルは不人気投票って書いてあるけど、記事をよく読めば
・工事内容などの説明
・不人気投票
と2つに別れているわけで。
「この工事が、どういう理由で必要なんです。」ということを説明しようという姿勢はいいですね。
今までも、確かに看板とかでは書いてあるんだけど、ドライバーは、細かい情報まで読んでられないでしょうから。

ただ、個人的にはちょっと恐いと思うのが道路局が不人気投票を変に解釈しそうなのが心配なのだ。
いわゆるお役所的な発想で、不人気投票で上位になったら査定が悪くなるとか、不人気投票を意識しすぎて必要な工事が実施されなくなってしまわないだろうか。

不人気投票ランキングを公表するとのことだが、その際には、投票の理由で書かれた内容について丁寧に解説することで、理解を求めることも重要ではないだろうか。
もちろん、不人気の理由が改善できるなら、今後に生かしてもらえば文句もないだろう。