無能な指揮官ほど無能であることを隠す
朝、出社するなり、言い合いが。
とあるシステムが.iniファイルの更新をするらしく、それを巡って、PCの貸出をするかどうかで揉めている。おもちゃメガネはPCを貸し出すべき派。すぐ近くの子会社チームは貸出は不要派。
おもちゃメガネがズルいのは、それを自分で言わず、婿殿を経由して子会社チームに言い出す。自分が方針をそう決めたのなら、堂々と責任ある立場として、子会社チームに申し出て調整すればいいのだ。
個人的にはiniファイルごとき、元のファイルに戻せば戻るんだから、どうにでもなると思っている。また、4月を目前に控えていて人事異動対応でPCの在庫がショートしやすいことや準備の負荷が上がる。これが、用心する必要があるならば、貸出をする意味もあるがこの件はそうでもない。故に貸出は不要派を支持する。
ヨロ(子会社チームのボス)「これ、本当に必要ならこの事業所だけでなく、全てに言うべきだ。それならそれで、話を広げる。」
ヨロさん的に、親会社側の言ってることを全否定することも難しい。だが、正直なところはやりたくない。ならば、話をわざと大ごとにして、四方八方から「貸出はいらねーだろ」とサンドバッグの如く殴らせようという作戦と見た。
俺が思うに子会社チームは、現場現実をわかっている。その意見は耳を傾けるに値すると思っている。
無能な指揮官に限って、己が無能であると宣言しないのだ。
私は、仕事で電話関係を扱っているが細かい工事のこと、構成のことは理解していないことも多い。組織図的に書けば保守部門がいて、さらに業者がぶら下がっている。こっちは最終判断と予算獲得と全体に係る場合は利用者向けの広報を引き受けることと、回線契約管理くらいだと思っている。
だから、私は堂々と「○○について、わからないから、ちょっと教えて」と聞く。わからないものをわからないままにして、判断を下し、その間違った判断で利用者に迷惑をかけることは回避しなくてはいけない。
「わからない」をちゃんと言えるって指揮官にとって大事なことなんじゃないかなーと思うのです。変なプライドが「わからない」を言えない人がいるけど、一番のプライド(使命と言い換えてもいいかも)は何でしょうか?私の場合なら、電話サービスを第一に安定的に、第二に安く、第三に便利に提供することです。その前で、個人のカッコいい・カッコ悪いはどーでもいいです。結果をちゃんと出せればその瞬間がダサくても胸を張れますから。
時に判断に悩むと、業者さんに「この問題、いくつか解決法がないかな。それぞれにメリット・デメリットも教えて」と聞き、元はシステム系の私なので、システム的な発想で一度咀嚼して、「…という感覚で合っている?」と聞いて間違っていなければ、最終判断で「じゃあ、こっちのプランで行きましょう。」と決めるわけです。
それでいいじゃないですか。相手は専門家なんだし、上手に使えばいいんです。自分たちのやりたいことが明確で、リスクの程度を評価して、最終決定を下す。別に恥ずかしいことでもなんでもありません。
おもちゃメガネは、なんでそれができないんですかね。しかも、他の人を挟むとか、セコいことをするし。伝令が必要な距離かよw 10歩もあれば着くような場所だろw
本当にわけがわからないよ。
↑プライドと言えば今井美樹ということでw
登場人物紹介
- おもちゃメガネ…一応私の上司。現在、第二期政権(上司)の真っ最中。無駄に声が大きく、しょっちゅうボヤく。
- 死んだ人…私の同僚。なんかゾンビのように居なくなったかと思えば復活する。仕事ぶりは適当で、周囲からの意見を聞かず暴走する。よって、この人が担当すると失敗する案件が多い。
- ※…アトピーなのかいつもボリボリと掻いている。人と話しながらもボリボリ。発表しながらもボリボリ。仕事を溜め込む癖があるのに、何でも首を突っ込んで自分のところに溜め込む。そのうち溜め込みすぎると、具合が悪くなってさらに遅延というのを毎度繰り返す。
- VB… 前政権(前の上司)である。この人も仕事を溜め込む癖がある。また、上司だが、部下に仕事を振らずに自分でやろうとする癖がある。技術的なことが好きでそ ういう仕事は熱心だが、マネージャーとして、交渉したり、部下を指導・育成することには、あまり感心がなく、意思決定を求めると、ウダウダ言っていつまで も意思決定をしない癖がある。
- おそ松…東京の本社から異動。早い話、使えないから追い出され、同じ居室の子会社に出向になった。ボソボソと喋り、いるのかいないのかわからないくらい存在感がない。名前は仕事ぶりがお粗末だから。
- 窓際…いわゆる窓際族。これといって特徴がない。
- マル…子会社の直採用組の中では一番古いせいか、中間管理職的な立ちふるまいをしている。が、話が長い割に要点がまとまっていない上に途中からヒートアップすると、キーキー甲高く大きな声で言い始める癖がある。
- 婿殿…婿入りした人。私よりも年齢はちょっと上だが、入社は後だし、微妙な関係である。
- ぽんぽこ…タヌキオヤジだから、ぽんぽこ。腹もぽんぽこタヌキ状態で、タヌキ寝入り…いや、マジ寝を会議中にする。元上司であるが、今は外部の会社に出向。
- DV…1ヶ月程度の間だけ、私の職場に配属された人。どうも、前の事業所では協力会社の人にパワハラをしたらしいとの噂。そのせいか、すぐに関係会社へ出向となり、この職場を去った。(確かに電話の相手が協力会社の時はネチネチ責め上げる感じだった。)
- じぃじ…部長。お口くちゃい。人事屋あがりの外様システム部長。なんか、ビジネス書に影響を受けやすく、受け売りが多い。
- SKY…無駄に声が大きくて、すぐにヒートアップする。
- ヨロ…子会社のシステム業務のヘッド。我々は頭脳であるならば、子会社は手足となって実務を行っている。
- ぽんぽこ2号…以前の上司である。時々、焼肉をごちそうしてくれる。