焼肉のたれを飲む件について
昨日のブログの記事で、TV番組で小樽市民の圧倒的多数が焼肉の後にたれを出汁・スープなどで割って飲むのか?ということを疑問に感じて、情報提供を呼びかけてみました。
数件の情報がありましたが、まず全ての情報に共通していたのは・・・。
「家ではやっていない。」
ということ。理由は、家で出汁やスープを用意するのが面倒とのことでした。
では、外食の場合はどうかと言えば、意見が多少分かれています。
「外食では普通に飲みます。」
という方もいれば、
「焼肉屋さんでスープを頼んだら、わかめスープが出てきた」
という笑い話まで。つまり、小樽市内の全ての焼肉屋さんが、こういうことをしているわけではないようです。
特に、
「小樽で以前から営業しているお店ではスープで割る習慣はあるけど、札幌のお店が小樽に進出したり全国チェーン店では、こういうサービスがない。」
とのことで、その結果、
「外食をしない家や札幌から進出したお店、全国チェーン店しか行っていない人は、こういうことをしていない(知らない)のでは?」
との意見も。確かに、我が家は外食をしないので、小樽生まれ・小樽育ちですが全く知りませんでした。
ここまでが、寄せられた意見でした。中には、会社で聞かれた人もいたようですね。
また、テレビ番組の演出の仕方に疑問を感じている方もいました。私も同じように感じていて、自分の身の回りという身近なサンプルでは、焼肉のたれを飲むことがないのに、番組では、圧倒的多数の小樽市民が焼肉のたれを出汁やスープで割って飲むのが当たり前で、お店も当たり前のように出汁やスープを用意しているように伝えていました。
バラエティ番組なので、「こういう文化が(も)ある」という伝え方では、インパクト不足で面白味に欠けるのかもしれません。
しかし、「あたかも」総意であるように見せたり、「あたかも」圧倒的多数のように見せる伝え方が常態化しているならば恐いことだと思います。
特に報道や世論調査などで、このような見せ方をした場合、世論を作る可能性さえあります。
本来は、世論があり、それを伝達するのが報道のはずですが、報道が世論を作り出すこともしばしばあります。
バラエティ番組なので、そこまで目くじらを立てる必要はないと思いますが、テレビ番組の危なさを身近に感じた事案ではないでしょうか。