「UQ WiMAX」を2月26日に23区と横浜・川崎で開始へ
いよいよWiMAXサービスが開始されます。
タイトルのまんまですが、UQコミュニケーションズがUQ WiMAXを2/26に東京23区と横浜・川崎でサービスを開始。
サービス内容は次のとおり。
UQ Flat
定額サービス。
月額料金 4480円
登録料 2835円
縛り なし
理論速度:下り 40Mbps/上り 10Mbps
※ただし、2/26~6/30は試験サービスとして、月額料金・登録料は無料。
モニター募集も行われるそうで、条件は東京23区、横浜市、川崎市在住の20歳以上の人5000名。端末が提供され、6月末まで無料で使うことが出来る。7月以降の有料サービスに申し込む場合は端末は無償譲渡。
端末は、USB端末2種、PCカード端末が1種、ExpressCard/34型端末1種類の計4種類。価格はUSB端末が12800円、それ以外は13800円。
端末にはSIMカードはなく、端末にIDとパスワードが振られていて、これらを認証することでサービスが使えるようになる。昔のdocomoのmova端末をイメージすると良いだろう。(厳密には違うけど)
端末は現在のところ、Windows Vista SP2以降となっている。
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ということで、さっそくここまでの情報でインプレッション。
まず価格帯ですが、定額データ通信で4480円は安いですね。携帯電話の定額データ通信の上限が6000円程度ですから、この点ではアドバンテージがあると思います。
端末価格も、この程度なら上出来ですね。ただ、対応OSがWindows Vistaのみというのが残念。企業ユーザーでは、Windows XPを使い続けているところがかなり多いので、これでは法人需要があっても買ってもらえませんね。
実際に使った人のインプレッションを待つ状態になるのですが、ポイントがいくつかあると思います。
1.エリアの問題
駅よりも建物内で使えるかが問題。特にホテル・ビジネスビルでの対応状況が気になります。
2.消費電力の問題
WiMAX機器は消費電力が多いという話も聞く。安いのはいいけど、モバイルでは低電力・ロングランも求められる。携帯電話やPHS端末と比較して、どの程度の差があるのか比較実験をして欲しいところだ。
3.速度の問題
理論速度は下り40 Mbps/上り 10Mbpsで、発表会会場のデモンストレーションで下り 16~17Mbps/上り 3~4Mbpsと理論値の3分の1程度となっている。これだけあれば十分なのだが、果たして、エリアの状態とともに、どれだけの速度が出るのか注目したいところ。実質的にモバイル環境なら10Mbps程度あれば十分だと思いますが、不安定な通信になるなら、多少、減速しても安定してくれるほうが扱いやすいですね。
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ただ、結構、端末が地味なんですよね。データ通信サービスという点では、パソコンに挿す脇役になるけど、最近の流れを考えるとスマートフォン(PDA型端末)くらいはあっても良かったんじゃないかと思います。
UMPCがもてはやされているけど、ちょっと使いだとem oneやWILLCOM 03のような端末のほうが便利だし通勤電車の座席ではUMPCを広げるのは難しいですから。(自由席グリーン車や特急列車ならUMPCでいいんですが。)
Bluetooth対応端末も欲しかったかな・・・と。VAIO type Pなんかだと、PCカードがないからUSB端末になるけど、見た目がスマートじゃないでしょ。そうすると、Bluetoothを介してデータ通信をしたいところなんで。