東証史上2番目の下落率
今日の東京証券取引市場は1000円以上下げ、ブラックマンデーに次ぐ史上2番目の下落率となった。
[東証]午前終値8635円56銭 世界同時株安
http://news.livedoor.com/article/detail/3860990/
先物市場では、大幅な急落で、一時、サーキットブレーカーが発動されて、取引が停止した。
先日、G7に続き、公的資金注入で一気に株価は戻したが、その分を今日一日で帳消しになってしまった。
元ネタ記事にあるようにバーナンキ議長の発言を受けて悲観視したことが原因なのだが、あまりにもストレート過ぎたから、これに反応するのは当然。少々、FRB議長という立場の割には発言に配慮が足りないと思う。
でも、議長の発言が間違っているかと言えば、間違ってはいないと思う。
さらに、小売売上高も予想よりも悪いことも悲観論を強めた。
まー、少なくとも大統領選が終わるまでは楽観できないでしょう。
株式市場急騰時に「本格底打ちか?」という記事を出していなかったのは、まだ、そう判断するのは早いと思ったから、ここではスルーしてたんですね。アメリカの銀行の決算が出れば、急落すると予想できていたんで。
今日の終値が8635.56円ですから、この調子だと8000円割れも近いかもしれないですね。ただ、米欧はいざという時に速やかに対策を出してくると思うので、その動向次第で市場は一喜一憂して、株価も乱高下するのではないかと思っています。
直近の日経平均下限予想を7800円くらいに引き下げますね。私は。バブル後最安値の7600円まではいかないと思っているし、これ以下になれば、一気に落ちるような気がします。心理的には、この数字はかなり大きいと思うので、これを割ると失望売りになるのではないかと思っています。