家庭だんらん法案ってアホか
アホ庁問題でちょっと株を上げたと思ったら、アホ発言ですよ。
アホ庁問題でアホが伝染りましたか?(笑)
桝添ハゲ厚生労働大臣が、法案化を見送ったホワイトカラーエグゼンプション(以下、WE)を「家族だんらん法案と書け」と、事務方に言ったという。
あのね、名称変えたって、中身を変えなきゃ一緒でしょ。
バッカじゃねーの。
家庭だんらんどころか、結婚できない、子供産めないで、「家庭消滅法案」の間違いでしょ。
今の経営者の考え方は、労働者となたね油は絞れば絞るほどよく取れる…あれ?江戸時代にもこんな言葉がありましたよね。農民となたね油は…って。
労働分配率が下がり、年収は下降しているのに、役員報酬や株主配当は増えているという現実。
こんな経営者の下で、WEが実行されたら、「労働者使い放題」でしょ。
無駄な残業を無くして、早く帰れるなんて、とんだ幻想ですよ。労働者使い放題なんだから、人員を減らして残った人は残業代も出ないで働かせ放題なんだから。
残業代に見合うだけ、給与を増やすならいいけど、今の経営者がそんなことをするはずがないと思う。
今までは、非正規雇用だけだったワーキングプアが、今度は正規雇用者まで拡大する懸念が出てくる。
社会が不安になればなるほど、人々は生活を防衛しようとする。
だから、先に書いたように、
「女性を養うことができない」→結婚しない
「子供を養うことができない」→子供を産まない
となってしまう。少子化は加速するし、家庭だんらんどころか、家庭を持たない人が増えて「家庭消滅」になりかねない。
むしろ、今、すべきことは、まともに働いていれば、普通に結婚して、子供を2~3人育てられるような安心して生活できる社会構造だと思う。
確かに、頑張った人に報いる仕組みは必要だけど、平均点以上の人が安心して暮らせない社会のどこが幸せなんだろうか?
こんな政策ばかり取っていたら、日本にもスラム街ができ、ストリートチルドレンまで普通に存在する社会になるのではないだろうか。私は、最近の労働法制の動向に危機感さえ感じる。
[厚労相]残業代ゼロ法案を「家庭だんらん法案」に
http://news.livedoor.com/article/detail/3303024/