友達とか恋人とか大人はふわっとしている
先日、会社の中の人と話していた時のこと。
「友達ってことにしたけど、友達でいいんだよね?」
よく考えれば、大人って友達とか恋人とか、なんとなくふわっとしているなと思う。
例えば、中高生くらいなら、男女交際(いや、今時は男男交際とか、女女交際とかもあるか)なら、告白なるイベントがある。
古き良き時代なら、ねるとん紅鯨団的な
「お願いします!」
と手を差し出し、
「お願いします」
と手を握ればカップル成立のアレである。
友達付き合いにしても、小学生くらいなら、
「俺達、友達だよな!」
「うん!」
みたいな感じだろう。
いつしか、大人になるとこうした関係はふわっと、なんとなく、いつの間にかそうなっていたりする。
ここには大人としての思慮分別というのもあるのだろう。
(こっちは仕事上の関係だと思っているけど…でも、それをモロに言うとドライすぎるし…)
みたいな感じで。
さて、冒頭の話である。
なかなか悩ましい。確かに会社で会えばランチもする。帰りも時間が合えばディナーもする。
だが、休日に時間を作ってまでではない。
う~む、こういうのは悩ましい。私の中の友達の定義からは微妙に外れる。
しかし、仲が悪いわけでもない。
大人になった私はズルかった。
「あれ?それ返事してなかったっけ?」
「もちろん、友達ですよ。」
と満面の笑顔で答えた。これが大人である。それでいいのだ。
ここで違うと言えば傷つけてしまうからね。
ま、そこから始まる何かもきっとある…かもしれない。