退屈な会議もダメ人間たちにかかると面白くなる(傍で見ている分には)
月に1度のISO絡みの「周知しました」「(議事録という形で周知したことを)記録に残しました」系の実につまらない会議がある。
この会議、今やっている劇場版アイカツ!みたいに2本立てになっていて、面白くなったのは後半パート。
おもちゃメガネが発表者として、ここ最近の会議で出てきた話をトピックスとして紹介。この中で、「NシステムのSシステムへの移行」という話が出てきた。
おもちゃメガネ「…で、この辺については、(Nシステムに詳しい)窓際さんにも入ってもらって、我々も知見を蓄えておかないと…(以下略)」
ここから話がおかしくなる。あまりにも長い話なので、かいつまむと、
おもちゃメガネの主張点
- 本社方針は出ているが、グダグダだし、各事業所の分は事業所で対応をして欲しいと乱暴にぶん投げてくる可能性がある。(まー、いつもの話だ)
- そして、こういう話は突然やってくる。
- だからこそ、今のうちにSシステムにも触れておいて知見を蓄えておく必要がある。
一方、窓際は、
- 移行方針がきちんと出ていない。
- 私は定年再雇用で何年いるかわからない。(だから、やらない。)
もう、この二人のやり取りがあまりにもグダグダなので、私が一度まとめだした。
私「おもちゃメガネさんが言いたいのは、Sシステムに慣れるためにも、とにかくテスト的にでもいいから触っておいて知見を積んで備えておくということで合ってますよね?」
おもちゃメガネ「そうそう。」
私「で、一方、窓際さんは、本社から方針も出ていないから、時期尚早であるということですよね?」
窓際に確認をすると、またウダウダと言って話をややこしくする。
私「何も本番移行を今からしろと言っているわけでもないだろうから、テスト用のSシステムの権限をもらったりして、試してみましょうってことではダメなんですかね?」
と、提示してみたけど、窓際さんはウダウダグダグダ言っている。別にあなたに全部やれとは誰も言っていないと思うのだが、システム移行作業には、現用システム(Nシステム)の知見もいるし、移行先システム(Sシステム)の知見もいる。
1人の人が両方の知見を持っているのがベストだけど、そういう人がいなければ、お互いに知見を出しあったり、わからないところを聞きながら進めていくしかない。だから、おもちゃメガネは窓際さんに言ったのだ。
ところが、これを窓際さんは、丸投げと思ったのか、単に仕事をしたくないのか、ウダウダグダグダ言っているわけだ。
さて、会議がこの話題も終わって、次の話題に。
死んだ人「この文書のこの項目なんですが、原則は禁止と言っておきながら、例外ではOKっておかしくないですかね?」(ちょっと具体的なことは書けないので、かなりまとめましたが。)
おもちゃメガネ「何を言っているのかわからないんだけど。原則があって、やむを得ず例外が必要な場合に、秘密保持を結んだ相手に限って認めましょうって話の一文だと思うけど。」
この後も死んだ人はウダウダ言っていたが、あまりにもひどいので省略。
この件も、おもちゃメガネの言う通りだと思う。物事、原則があって、原則で済まなければ例外があるものだ。そんなのは、この世の中にいくらでもある。
法律だって、条文の内容に例外を設ける場合に例外条項が定められていることもあるし、そもそも、その法律ではカバーしきれない場合に特別措置法(特措法)という一種の例外を作ることがあるだろう。
読解力がないのがバレバレのひどい話だと思った。
こうして、婿殿によって閉会宣言が出て会議終了。
会議が終わって会議室の外を見ていたら私と婿殿だけになった。
私「それにしても、今日のはすごかったなー。何もあんなにSシステムでエキサイトしなくてもいいのに。おもちゃメガネは大きい話をしているのに、窓際は枝葉の話をしはじめるし。」
婿殿「窓際さん、Sシステムがらみをやらないって宣言してるけど、それなら、会社来なきゃいいのに。」
私「うはwww 本当そうだよなー。別に何も全部自分でやれとは言っていないし、事実、おもちゃメガネはやり取りの途中でM社を手足に使うと言っている場面もあったんだし。そして、(死んだ人が座ったところを指差して)これは、理解力不足がひどすぎる。」
そう言って二人で会議室を後にした。
登場人物紹介
- おもちゃメガネ…一応私の上司。現在、第二期政権(上司)の真っ最中。無駄に声が大きく、しょっちゅうボヤく。
- 死んだ人…私の同僚。なんかゾンビのように居なくなったかと思えば復活する。仕事ぶりは適当で、周囲からの意見を聞かず暴走する。よって、この人が担当すると失敗する案件が多い。
- ※…アトピーなのかいつもボリボリと掻いている。人と話しながらもボリボリ。発表しながらもボリボリ。仕事を溜め込む癖があるのに、何でも首を突っ込んで自分のところに溜め込む。そのうち溜め込みすぎると、具合が悪くなってさらに遅延というのを毎度繰り返す。
- VB… 前政権(前の上司)である。この人も仕事を溜め込む癖がある。また、上司だが、部下に仕事を振らずに自分でやろうとする癖がある。技術的なことが好きでそ ういう仕事は熱心だが、マネージャーとして、交渉したり、部下を指導・育成することには、あまり感心がなく、意思決定を求めると、ウダウダ言っていつまで も意思決定をしない癖がある。
- おそ松…東京の本社から異動。早い話、使えないから追い出され、同じ居室の子会社に出向になった。ボソボソと喋り、いるのかいないのかわからないくらい存在感がない。名前は仕事ぶりがお粗末だから。
- 窓際…いわゆる窓際族。これといって特徴がない。
- マル…子会社の直採用組の中では一番古いせいか、中間管理職的な立ちふるまいをしている。が、話が長い割に要点がまとまっていない上に途中からヒートアップすると、キーキー甲高く大きな声で言い始める癖がある。
- 婿殿…婿入りした人。私よりも年齢はちょっと上だが、入社は後だし、微妙な関係である。
- ぽんぽこ…タヌキオヤジだから、ぽんぽこ。腹もぽんぽこタヌキ状態で、タヌキ寝入り…いや、マジ寝を会議中にする。元上司であるが、今は外部の会社に出向。
- DV…1ヶ月程度の間だけ、私の職場に配属された人。どうも、前の事業所では協力会社の人にパワハラをしたらしいとの噂。そのせいか、すぐに関係会社へ出向となり、この職場を去った。(確かに電話の相手が協力会社の時はネチネチ責め上げる感じだった。)
- じぃじ…部長。お口くちゃい。人事屋あがりの外様システム部長。なんか、ビジネス書に影響を受けやすく、受け売りが多い。
- SKY…無駄に声が大きくて、すぐにヒートアップする。
- ヨロ…子会社のシステム業務のヘッド。我々は頭脳であるならば、子会社は手足となって実務を行っている。
- ぽんぽこ2号…以前の上司である。時々、焼肉をごちそうしてくれる。
- ルンパッパ部長…年齢の割に老けて見えるから「部長」でも、風体はルンパッパ。少々、軽いお調子者の口調で喋るが、実際はコミュ障気味。
- 腹…以前もうちに出入りしていた外部の人。請負か準委任契約か忘れたけど。貧乏揺すり的な靴をパタパタさせてうるせー。