リアル渡る世間は鬼ばかりだな…
6/11(土)~6/13(月)までの日程で北海道に行ってました。
今回の旅の目的はいくつかあって、
- PEACHで当サイト開設10周年記念ノベリティ制作の打ち合わせ
- 小樽にあるもうすぐ閉店する中華料理店で食事
- 昨年倒れた母が退院し、実家暮らしとなっているため、生活実態の調査・聴取(と、書くと堅いが実際は何気ない会話の中で探る)
という3点でした。
タイトルの話は一番最後の実家とか親族とかもあるし、私の会社の中も色々でして、もう最近は板挟みポジションが多すぎです。
実家に帰ると、まぁ、父も母もよく喋るから、私は気が休まらない。
途中、言い合いになりそうな場面もあったので、「その辺にしましょう」と止める場面もありましたし。
タイトルの渡る世間は鬼ばかりと書いたのは、まぁ、問題が色々でした。
- 父と母が不仲
- 父と母方の親族と不仲
- 母方の親族で悪い女に騙される事案発生
- 弟はまた職を変える
- その弟と父母の関係が悪い
- ご近所トラブルが起きていて「私道につき通行注意」の看板ができる。(近所のゲートボールの集団が迷惑行為をしている)
- そのご近所のせいで、トイレの水洗化ができず。(周辺数宅も同様)
- 家がとにかく散らかっている。さすがにゴミは溜めていないが、ゴミ屋敷の手前に近い
- 家の中には手すりが随所についているが、やや太くて介護向けのものではない
- 玄関アプローチまでの通路がデコボコしていて、足が悪い母はつまづきやすい
- 玄関と居間の段差が大きく足が悪いと負担が大きい(ビフォーアフター案件みたいな話だけど)
- 近所の家の子が親の財布から金を取る、お店で万引きなど盗み癖がある。(うちは被害はないが、この話を聞いて、その子にあれこれ言っているらしい。その子はうちの母とはよく話すらしいが、よその家の問題だから、深入りし過ぎないようにと釘を刺す。→個人的には盗み癖は精神的な問題もあると思うので、カウンセリングを受ける等したほうが良いと思っているが。)
と、ざっと聞いた話で覚えているだけでも、これくらい。
そんなわけで、こんな状態の家ですから、急病で関東からすっ飛んでくるし、その後もたまに様子を見に来る私は孝行息子という立ち位置なんでしょうね。
ま、父と母の間が不仲なのは、昔からなので、そこは予想済みでした。
ここで私は手土産外交をします。
母には、とらやの羊羹食べたさで元気になったところがあるので、とらやの羊羹を。ただし、大きいものだと切り分けたりするのが大変なので、小さいものでたくさんの味があるものを。
これだと、父は面白くないですよね。そこで。
ウイスキーを飲む父には、サントリー・山﨑を。日頃飲んでいるのが安いサントリー・REDですので、恐らくはピート臭の少ないウイスキーが好みと見た。ニッカは割とピート臭が強めですから、サントリーのほうが向いている。そのサントリーのウイスキーで贈答レベルなら山﨑か白州だろう。この2つなら、山﨑のほうがあっさりしているので、こっちをチョイス。
当然、渡す際にも演出がいる。
私「はい。父さんもここまで色々大変だったから、ちょっといいお酒をね。いつもREDを飲んでいるから、癖の少ない山﨑にしてみました。」
父「えーーーーー!これ、高いべさ?そうそう。癖が少ないほうが好きなんだよ。」
母「そういえば、父の日に子どもたちがプレゼントしたウイスキーは?」
父「あ、あれ飲んじゃったよ。あれはニッカだったな。やっぱり臭かった。」
私「ま、あの頃は子供だから高そうなウイスキーを選んだだけだし。こういうこと(ウイスキーの味の違い)がわかるようになったのも成長ということで。」
こういうやり取りも出て和んだから、お土産外交は大成功だろう。
他の話は、橋田壽賀子センセイあたりなら、きっと10年続くドラマにでもしそうですよね(苦笑)