こういう取り組みはいいと思う。ただ、最初にリユースする事業も欲しい

衣料品を共同で回収・リサイクル イオン、丸井など小売6社参画
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100601-00000592-san-bus_all

捨てればゴミで活かせば資源なわけで、こういう取り組みが企業グループの枠を超えて共同で行われることは素晴しいと思います。

ただ、記事を読むと綿からバイオエタノール、それ以外はコークスや炭化水素油になるわけで、リサイクルと言っても、ここから、再び繊維になって循環していくわけではないんですよね。

で、循環型社会形成推進法の考え方としては、リデュース(廃棄物の発生抑制)→リユース(再利用)→リサイクル(再資源化)→サーマルリサイクル(熱回収)→適正処分の順にやっていきましょうというわけで。

さすがに、リデュースだと、「無駄な服を買うな」ということなので、難しいけど、リユースなら何かできそうですよね。

ユニクロは、難民キャンプに回収した服を送っているので、本来なら、服を服のまま使うのが望ましいわけで。フリマに出すとか、お下がりとして家族で着るとかね。

この部分ももう少し支援できないかな…と思うんですよ。1着程度で、オークションに出すのも面倒だし、譲る相手もいないし…って人は結構いると思います。

その上で、もうボロボロな服を燃料として有効活用するのが理想的かな。理想への第一歩は歩みだしましたけどね。

共同で行うことで、物流コスト(+物流に伴うCO2削減)とか、消費者にとっても、この服はA店のだから、A店に…という選別の手間を減らすこともできるので、回収が増えるんじゃないかな。

ちなみに、各社のプレス・資料を読むと自社販売製品のみという会社(無印良品、SELF+SERVICE)というところもあれば、自社販売に限らず受け付ける(丸井グループ)のように微妙に取り扱い状況が異なるので注意が必要。

また、店舗が限定されている会社と、全店舗で扱う会社とあるので、持参前に確認したほうが良さそう。

無印良品、丸井グループはノベリティを用意しているようで、こういうお楽しみは嬉しい。

なお、各社とも下着類、靴や鞄、ベルトなどの雑貨類は扱っていない。靴については、別にリユース・リサイクルを行っている会社もあるので、そちらに持参したほうが良いかもしれない。(例:ゼビオドームつくば店:店舗としての取り組み

これらの取り組みは、単にCSR的な側面だけでなく、タンスの空きを作って、空いたスペースに、商品を買ってもらおうという意図もあるのだろう。単に買い取りセールとした値引き合戦ではなく、社会貢献に感度が高い人を取り込みつつ値引きとなる買取を回避して消耗戦から脱する向きもあると思う。

客にとっては捨てる罪悪感を和らげ、余分なものを処分できるメリット

お店にとっては、CSR的な側面によるイメージアップと来店してもらって購買機会を増やすことができる。それも、値引きという消耗戦以外の方法で。

事務局となる日本環境設計にとっては材料集めに苦労しないで済む。

三方にとって得なんですよね。いい仕組みだと思いますよ。

これが通年で、もっと多くの企業が参画すると、もっと便利なんですけどね。

あと、今は回収対象外となっている下着も、当然、綿やその他の繊維なので、これも何とかできるといいのですが。(例えば、洗濯をしたらOKとか、裁断状態であればOKとか)