自殺者最多は3月1日
よりによって私の誕生日なんですけど…。
自殺者最多は3月1日=休日は減る傾向-内閣府調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100330-00000170-jij-soci
3月1日って、色々と重なりやすいんですよね。
まず3月は普通の会社だと年度末になります。年度を越えるために資金繰りができず…とか、そういうことが起こりやすい月ですね。年度末で業務目標の締めだったり、年度末に向けて繁忙を極める時期でもあります。
月初は、月末締め翌々月初払いの取引条件の場合の振込期日だったりします。
こういう節目って、「よし新しい(年・月)だ。頑張ろう」というテンションなのか、「あ~あ、新しい月になった。また大変だ。」というテンションなのかで違いますよね。
さらに今年の3月1日は月曜日だし。
個人的には「わ~い誕生日だ~♪」と浮かれモードなんだけど、その一方で最も自殺者が多い日…う~ん、微妙な気分だな…。
このところ、3月や年末になるとJRなんかでも自殺予防キャンペーンとかやってますよね。
ものすご~いのが、車内全部このキャンペーンだったりとか。何となく健全な人まで重い気分にさせてくれます。
さて、自殺者は年間に3万人以上、一方で交通戦争と呼ばれたこともある交通事故死者は1万人弱。
今や自殺者のほうが多いんですよね。なのに、あまり対策が進んでいない。
この国って、世界では一応、豊かなほうの国なんだよね。
餓死する人だって、戦争で亡くなる人だって多い国じゃない。
なのに、自ら命を絶つ人が3万人もいる。
本当に豊かな国なんだろうか。
食べ物もあって、着るものも、住む場所も大半の人はある。なのに、希望がない。
どうにかならないのかねぇ。要因解析とか対処法とかをズバッと書けないのがもどかしいんだけどさ。
でも、「希望がない」ってのが一番大きな問題だと思うよ。
経済困窮になっても、セーフティーネットがない。家を失い、人とのつながりも失うと、かなりの場合、再起できずにホームレス生活になってしまう。
新卒で就職できないと、なかなか正社員になれない。ここにも希望がない。「ダメでも、頑張ればチャンスはある」という希望がない。あとは坂をいかに転がらずにするか…という社会構造。転がり落ちたら敗者復活戦がない。
老後の問題だって、老後は年金で悠々自適…というわけにもいかない。いかに「食いつなぐ」かという次元で希望がない。さらに言えば、歳を取ればどうしても病気にもなりやすい。食いつなぐので精一杯なのに、病気までしたら、その先に希望なんて見出せるだろうか。
…と考えると、積年の無策がかなり影響しているように思えるね。自殺者の要因解析をして、多い原因からつぶしていくのが理想的なんだろうけどさ。
書いたのは推測だけど、私が「もし」で考えても、これだけの不安に思うことが出てくる。当事者になれば、それがよりリアルに迫り、心身に重くのしかかることだろう。
どうしたら、これらの問題を片付けることができるんだろうか。そろそろ真剣に考えなくてはいけない時期にさしかかっていると思う。