匠の家がカビだらけ。ある意味、劇的!ビフォー・アフター!
テレビ出演して、急に仕事が増えて手が回らなかったのかな。
カビだらけ!「匠」の家、訴訟で“ビミョ~アフター”
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20100326/dms1003261221002-n2.htm
テレビ出演して、仕事が急増して、手が回らなくなって、現場チェックが疎かになってしまったのかな。
で、劇的!ビフォー・アフター!にリアルタイムで突っ込みを入れている人がいるのだが、見ていると面白い。
素人の私には気づかなかったが、防火対策の問題は?とか、この改造が固定資産の算定方法が変わるんじゃないか?とか、鋭く突っ込んでいる。
何よりも鋭いのは、「匠の意見は出てくるが、施主の意見や考えを聞いていない。」という根本的な突っ込み。テレビ番組なので、そういう地味なやり取りを映していないだけであれば良いのですが。
ただ、本当の”匠”なら、仕事が急増しても、自分が納得できる仕事ができないなら、お断りするなり、待ってもらうなりして、納得できる仕事ができるようにするのが”匠”なんじゃないですかね。
その一方で、自分の設計に自信があるのか、施主の要望を聞かない困った建築士もいるみたいで。
ナチュラル系の内装を要望しているのに、無機質な内装を示したり、それを指摘すると、「妥協してやってやった」的な発言をするのとか…。これは聞いた話だけど、本当にそういう建築士もいる。
本当のプロじゃないよな。国家試験に合格した有資格者ではあるけど、お客さんと対峙する資質には欠けている人もいる。ダメなら、お付き合いをやめるのが一番かもしれない。
施主の要望を聞くのに、「妥協してやった」なんて、ギャラをもらって仕事をする人間の発言じゃないぜ。あんたの作品作りなら自分の金でやれっつーの。
信頼できる建築士じゃないと、その後の工事監理だって手抜きをしそうだしね。「妥協して建ててやった」では困るのだ。普通の人にとっては一生に一度の高い買い物で、夢なのだから。