ホストの前に人間やろを見て

今日の昼間のザ・ノンフィクション(フジテレビ)は、恒例シリーズの大阪のホストクラブに密着したドキュメンタリー。今回は過去の映像を再構成したものだった。

このシリーズを毎回見ていると、実に色々な事件が起こる。

だが、首尾一貫しているのは、「人は一人では生きていけない」ということだろう。至極当たり前のことなのだが、時として、その当たり前を忘れてしまう。これは、誰しもがやってしまうことだろう。私も、何度もやってしまう。

特に順風満帆の時、それに酔いしれて、その手柄は自分の力だと思って調子に乗ってしまう。本当は、その周辺で自分を支えてくれている人々の力があることを忘れてしまう。

私もこの歳になっても、やっぱり繰り返してしまうんだな。悲しくて愚かなことなんだけど。

そして、そのことを教えてくれる人の存在も大事だ。それがお店のスタッフだったり、お客さんだったり…と番組の中では色々だが、必ずそういう存在がいる。

もう一つ。間違いに気づいて出直した時に、それを許し、受け入れてくれる人の存在。これも大事だな。こういう人がいてくれるから、立ち直って、また歩き出すことができる。そうじゃないと、それで潰れて終わってしまう。

この3つの存在(一人で何でもできると図に乗る、図に乗ったことを教える、許して受け入れる人)のどれにも、自分はなる。

自分が調子に乗ったとき、教えてくれて、許してくれて受け入れてくれたように、誰かが調子に乗ったら、教えたり、許してあげて受け入れることも必要なわけで。

これを短く言うなら、「人は誰しもが支え、支えられて生きている」ということになり、当たり前のことなんだが、どっちも忘れてしまうんだよね…。

つい先日、私は調子に乗ってしまった。そのことに気づいて教えてくれた人もいた。それを許して受け入れてくれる人もいた。

今度は自分が、そういう場面に遭遇したら、教えて、許してあげる存在にならないとな…と、テレビを見ながら、そんなことを思った。

調子に乗って大変なことを引き起こす前に、こういうドキュメンタリーを見て、自分で気づけると一番いいね…。

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