長野といい、新潟といい…

お前らのエゴを押し通すせいで、迷惑する人が多数いるんだが。

<北陸新幹線>全車「上越駅」停車 JR東日本が拒否
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091208-00000066-mai-bus_all

これは、全面的にJR東日本を支持。

リニアのルートでゴネてる長野県と同じで、終着駅に早く向かいたい人にとってはいい迷惑。

鉄道の場合、起点と途中のターミナル駅、終点を速達サービスをする列車と、各駅を結ぶ列車を組み合わせることで、遠距離に早く行きたい人の需要と、それ以外の駅での需要をバランスよく満たすわけで。

その上越駅が全列車停車させるだけの「ターミナル駅」ならば異論はないけどさ。そうでなければ、ただの地域のエゴでしょ。

むしろ、全列車停車させないほうが、新潟県にとってはいいことかもしれないのに。

新幹線が開通すると、問題もある。

1.第三セクター化されて利便性が悪化する。

新幹線とほぼ同じルートを通る在来線(並行在来線)は、廃止されたり、第三セクター運営になることが多い。

中には、第三セクターになって、奮起した結果、利便性が向上したり、経営効率化で単年度黒字化した会社もあるけど。

地元の足として学生や高齢者が利用するには厳しい…ということが、一般的な流れだと思う。

2.ストロー効果により地元から都市へ人が流れる

今回の上越駅の場合、全列車停車で利便性が良くなるほど起こりえるのが、ストロー効果。

ストロー効果とは、交通インフラが整備された結果、大きな経済圏(大都市)に小さな経済圏(地方都市)が飲み込まれてしまい、人や金が大都市に流出してしまう(ストローで吸い上げられたようになる)現象。

便利になれば、なるほどストロー効果は顕著に出ると思うんだよね…。

今までは、新潟市まで新幹線で行って、上越まで別な交通で移動して、それで夜だから一泊して…というスケジュールだったのが、新幹線で一気に移動して、パーッと観光見物をして、新幹線で帰って日帰り。と、なれば、宿泊需要は減るし、飲食の需要も減る。その分、日帰り観光客が増えて損失を補えればいいけど、そんなに都合良くならないのは世の常だろう。

—–

まー、ゴネればゴネるほど、新潟県のイメージダウンになると思うけどね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.