事故調もJR西日本も何を考えているんだか
事故調の委員もJR西日本も癒着関係がバレバレですね・・・。
「早く情報欲しかった」=山崎前JR西社長が謝罪会見-福知山線事故報告書漏えい
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090925-00000104-jij-soci
非常にありきたりな論評になっていまうと思いますが、この件については書かずにはいられない。
未曾有の大惨事とも言うべき福知山線事故。今もあの現場の映像を思い出す方もいるでしょう。
その事故調査をしている事故調の委員が飲食接待を受けていたとはね・・・。しかも、実際に「ATS(列車自動停止装置)があれば事故は免れていた」という記述の削除について、山崎というアホは削除を求め、山口というアホは山崎の手先となって記述削除を求める発言をしたそうだ。
だいたいね、事故調査委員会というのは独立した存在じゃないといけないはず。仮に個人的な交友があったとしても、疑われるような言動を慎むのが普通の倫理観を持つ人間の行動だろう。
にも関わらず、飲食接待を受け、500系新幹線の模型までもらっていたんだから弁解の余地はないでしょう。
次にJR西日本。明らかに自分たちの不都合となる記述削除を求め、そのために接待をしていたのは明白。JR西日本は事故を真摯に受け止め、再発防止に全力を尽くすのではなく、不都合を隠蔽するために裏工作をするような、とんでもない会社だと世の中に知らしめましたな。
事故の被害に遭った方やご遺族のことを思い、悲劇を二度と繰り返してはならないと本気で思っているならば、事故調査には全面的に協力し、その報告内容を真摯に受け止め、安全対策に力を入れるべきなのに。
「ATS(正しくは、ATS-Pまたは速度照査機能があるATS)があれば事故は防げた」というのは後だしジャンケンのようなものかもしれない。たらればの話かもしれない。それでも、あらゆる角度から分析した一つの要因なのだから、それを自分たちの都合で排除しようとする考えこそが間違っている。
JRグループ各社からも、この山崎のアホんだらとJR西日本に対して厳しく非難すべきだと思う。そうしなければ、世間の人は
「JR北海道、JR東日本、JR東海、JR四国、JR九州、JR貨物も同じようなものでしょ?」
と思っている。
「元親方日の丸企業はこれだから・・・」
とも思っていることだろう。
そして、何よりもこの報道でJR西日本の体質を知り、怒り心頭なのは事故の被害に遭われて今も苦しんでいる方、事故の被害に遭われて尊い命を奪われたご遺族だと思いますよ。
残念だけど事故が起きたあの日、あの時に時計の針は戻りません。どんなに悔やんでも起きた事故は無かったことにはなりません。
だからこそ、被害者やご遺族は、せめてJR西日本が真摯に問題を受け止めて、安全対策に全力を尽くし、こんな悲劇が二度と繰り返さないことを望んでいると思います。その切なる思いさえも裏切った山崎のアホを初めとするJR西日本は万死に値する大罪を犯したと思います。
事故調査委員会も同じです。被害者やご遺族、安全な鉄道を求めている国民を裏切った罪は非常に重いと私は思います。