SL春さきどり号乗車レポート
1日遅れになってしまいましたが、SL春さきどり号に乗ってきました。
09:40頃 姉ヶ崎駅に到着。ここで記念入場券をゲット。改札を出たところで音楽の演奏をしていたみたい。
人でごった返す3・4番線ホームから上り電車に乗り、千葉みなとを目指す。
10:40頃 蘇我駅2番線に到着する予定の特急列車が線路内立入の影響で遅延との情報。ったく、特急が来て立入だと死ぬぞ。マジで。DLやSLよりもスピードは出てるんだし。
11:00前 千葉みなと駅到着。とりあえずSL弁当をゲット。(千葉みなと駅11:00発売。)
千葉みなと駅周辺はゆっくり休めそうな場所もないので、とりあえずモノレールに乗ってみる。モノレールなら空いてるしねw
11:45頃 とりあえず千葉みなと駅ホームに戻る。入線前だから、人だらけ。人大杉。
千葉みなと駅を通過・停車する列車は、かなり減速して入線していました。あんなスローな入線ってみたことないかも。
12:20頃 乗車。6号車の一番後ろのボックス。ある意味、便利な席だw
12:48 SL春さきどり号発車。この時点では6号車の後ろにDE10が連結されている。
汽笛を鳴らし、ゆっくりと進む。ホームはカメラマンや見物の人がたくさん。千葉みなとを出たマンションからも手を振る人が。
12:57頃 蘇我駅1番ホームの隣に運転停車。
アナウンスでDE10が切り離されるための停車であることを説明。今日は貨物線に貨物コンテナはありませんでした。
13:28頃 五井駅到着。ここまで本当に順調。
13:30 五井駅出発。6号車は最後尾なので、一番後ろの窓からも乗務員が手を振る。
姉ヶ崎に向かう途中、多少、スピードが緩む場面があったが、非常停車には至らず。
到着前、姉ヶ崎駅ホーム上でイベントがあることをアナウンスで案内。
13:41頃 姉ヶ崎到着。
私は降りてホーム上の様子を見る。姉ヶ崎駅木更津方階段の先にある自動販売機近くに脚立の上に乗ったカメラクルーを発見。「おいでよ房総 春!さきどり」のロゴがついていたので、JR東日本関係の人なのかな?
ホームの木更津方は本当に人大杉状態で、移動するのも大変。
2番線側には、以前、お話したJR社員の警備スタッフ(実はこの人も偉い人。車両センターの方)が声をかけてくれました。
警備 「あっ。また、どうも。いらっしゃいましたね。」
電池マン 「ええ。今日は、SLに乗って来ました。」
もう、すっかり顔なじみですね(笑)
2/11に宴の到着を教えてくれた駅助役の方には、すれ違いの時に頭を下げました。もう、ここで会うと、なかなか会う機会もないでしょうから。
「ありがとう、お疲れ様、あと少しだけ頑張って。」
という気持ちを込めて。
駅長さんも写真撮影を終えて歩いているところで会いました。お互いに「あっ!」と声を発してましたw
この駅も、あと少しで祭の終わりのように、いつもの駅に戻るのでしょう。
木更津方ホームには、小学生の子供が多数いました。
電池マン 「何かイベントでも始まるのかな??」
この声に気づいた女性が
女性 「さっきまで、ソーラン節を踊っていて、SLをバックに撮影しようと思ったんですけど・・・。無理ですね。この人じゃ。」
と。話を伺うと、子供たちは地元の小学生で、駅前でソーラン節を踊っていたとのこと。改札外の音楽演奏と同じように歓迎のイベントをしていたようです。
もう少し広い駅だったら、SLやDLの乗客にも見てもらえたのにね・・・。
客車では、子供に検札用のスタンプを持たせて自分の切符にペタッと押させてあげる光景も。本当に今回はJRのサービスがいい。子供や乗客だけでなく、鉄道ファンにも結構、優しいんですよね。
以前、警備をしていた車両センターの方(この記事では2番線で警備をしていた方)に親切で感じが良いと感じたことを話したら、
「お客さんが喜んでくれることがとてもうれしいですよ。私たちは、『おもてなしの気持ち』で対応するようにと言っているんです。」
と話していました。私も、
「それが形になって、あちこちに出ていますね。これなら自信を持って『観光でお越しの際はぜひJRで』と言えます。」
と話しました。これはお世辞でも何でもなく、随所に「おもてなしの精神」が出ていたと思います。
どうか、このブログの記事を今回関係したJRの方(できれば偉い方)がいましたら、部下を思いっきり誉めてあげてください。本当に親切で気持ちのいい対応でした。
そして、まだキャンペーンがスタートしたばかりですから、引き続き「おもてなしの精神」で接客・接遇をして、お客様に良い印象と良い思い出を持ち帰ってもらえるように頑張ってください。
さて、そうこうしているうちに発車時刻が近づいてきました。
だけど、妙に客車のあたりでバタバタとしていました。
座席に戻り、発車の時を待ちます。
14:26 姉ヶ崎駅出発時刻
だけど、なかなか出発しません。なぜか車掌さんがホームの上にいます。ドアが閉まらなかったのでしょうか?
14:30 姉ヶ崎駅発車
定刻より4分遅れで出発。汽笛を鳴らしてから、ゆっくりと進みます。
ホーム上では、「おいでよ房総 春!さきどり」の横断幕を女性スタッフや駅長さんが持ってお見送りしていました。
姉ヶ崎駅を出発して、しばらくすると車内では抽選会がスタート。抽選会は座席番号(数字+アルファベット)を使って各号車で実施。
ちなみに商品は
○おいでよ房総 春!さきどりピンバッチ(駅員さんたちが制服につけているもの)×1
○SLの写真(だったかな?)×1
○SL春さきどり号のポスター×1なのですが、今回はラストなので2つ。(特別サービス!)
○エコバック+ピンバッチ×1
○SL春さきどり号のバッチ(乗務員さんが制服につけているヘッドマークと同じもの)×1
で、抽選会終了・・・のはずが・・・
千葉車掌区長が自己紹介をして、自分が制服に付けていたC57-180の絵が描かれたバッチを急遽、抽選会の景品にするサービスも。
この区長さん、最後尾の貫通扉の窓から、ホームや沿線の人に手を振っていました。やっぱり、ここでも「おもてなしの精神」をトップ自らが率先垂範していました。(実は抽選会で自己紹介をする前から帽子の線で階級が高いことを確認し、名札でチェックしてました。)
うちの会社のトップも見習えと小一時間ほど(ry
ところが、この抽選会、盛り上がり過ぎたのか、終わった頃には、もう巖根駅近く。抽選会の時間帯は車内販売を休止していたために、車内販売が巡回しきれない事態に。
その頃、客車のチャイムとともに、車掌さんから到着前のアナウンスが。車掌さんのアナウンスが終わるとNRE(日本レストランエンタプライズ;車内販売スタッフ)の方から、車内販売が回りきれなかったお詫びと、到着後にグッズ類の販売をする旨、アナウンスがありました。
6号車は発車直後に来たので、サボもヘッドマークも買えたので問題なかったんですけどね(笑)
到着前、DL春さきどり号で子供限定で配布していた鉛筆が余ったようで、子供に鉛筆を配っていました。私も「5ちゃいでちゅ」とか言って、もらいたかったですが、大人なので我慢。(笑)
14:52頃 SL春さきどり号、木更津駅に到着。
降りて、「ああ、終わったな・・・」と感じながらも、改札内コンコースでグッズを捕獲。
一旦、改札を出て、有人改札で指定席券に乗車記念印を押してもらいました。
前日のDL春さきどり号の切符が乗車券と指定席券を兼ねたものだったので、改札を出る際に無効印を押してもらおうと思ったら、乗車記念印を押してくれて、この存在を知ったのです。
Suicaで再入場して、千キサ(※正しくは、千葉支社幕張車両センター木更津派出。なので、今は千マリになっている。)に入るであろうC57をお見送りして帰りました。
千キサでは、職員の方がC57を前に写真撮影をしている様子も見えました。無事に運転を終えた後にこういう様子を見ると温かい気持ちになります。共に頑張った仲間との記念撮影のように思えるんです。
そんな様子を眺めながら、色々な人のことを思っていました。
新潟や高崎から木更津まで来て、頑張った方もいました。
寒い中、警備に当たっていた方。
オヤ車に居て油まみれになりながら、C57の運転を支えた方。
石炭を燃やし、C57を運転した運転士や機関士の方。
車内から運転を支えた車掌や販売スタッフの方々。
駅で安全を確保したり、案内をしてくれた駅員の方。
そのほか、私たちの見えないところで、運転を支えていた方々。
本当に多くの人の頑張りで、事故が起こらず、そして、最高のおもてなしで、私たちは楽しむことができました。そんな全てのスタッフの方々へありがとう。そして、お疲れ様でした。