ドラマの嘘
昨日はドラマ版HEROを見ていて、一日がつぶれたのですが、今日はスペシャル版のHEROが再放送していましたね。
山口県が舞台になっているのですが、放送後、必死に「あごま」を探した人もいたんじゃないでしょうか。
番組の中では「いしがき鯛の肝の燻製」というラベルの表記がありましたが、あれは実際には売っていないもの。
何かのテレビで、「あれは実在しない」という話をやってました。
ついでに、印象深い別れのシーンで国鉄色の汽車が出てきましたが、あれも放送当時には山口県内を走っていません。出てきた汽車はキハ58系とキハ65系。
ちなみに、踊る大捜査線で「レインボーブリッジ封鎖できません!」というセリフの前に、色々な役所に申請を出して欲しいというセリフがあるのですが、あれも嘘で、レインボーブリッジは簡単に封鎖できるそうですよ。
このようにドラマの演出としての嘘って結構あるので、ドラマを鵜呑みにしちゃいけませんよ。ってことで。
ちなみに、スペシャル版HEROで滝田(中井貴一)に対して、
「検察が起訴するかどうかは、神様でも何でもない検察官にその権限が与えられている。」
というのは本当。
検察の機能のうち、公訴(検察官が被疑者を裁判所に訴えること)というものがある。この公訴をできる官庁は独任官庁と称される個々の検察官なのです。独任官庁とは、検察官が一つの役所として機能を持っているという意味。
なので、ドラマのこの部分は本当なんですよ。